「福岡水素エネルギー戦略会議」の総会で講演をさせていただきました。
「福岡水素エネルギー戦略会議」とは、
「環境にやさしい水素エネルギー利用社会の実現に向け、全国に先駆けて、産学官で「福岡水素エネルギー戦略会議」を設立。
水素製造、輸送・貯蔵から利用まで一貫した研究開発、全国唯一の水素人材育成に加え、社会実証、世界最先端の水素情報拠点の構築、水素エネルギー新産業の育成・集積に取り組む「福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)」を推進する。」
ものだそうです。
講演の依頼を受けた時は「晴天の霹靂」でした。
本当に私でいいのですか?光栄ですけれど・・・しがないゴム屋ですよ?
当日壇上に立っても、本当に私でいいのかなあと思いつつ、持ち時間の20分間しゃべらせていただきました。
私たちがなぜ水素分野に関わることになったのか、これまでの取り組みとその苦労、そして現状とこれからの展望・・・
予定の時間を少し過ぎて25分ほど話すことになってしまいました。
発表に備えて原稿をまとめる間、考えれば考えるほど、「たまたま」な出会いが多かったことに気づきました。
大学の先生との出会い、実用配合を研究することになったきっかけ、そして今回の講演を依頼されたいきさつ・・・
どの偶然が欠けても、今の私たちはないはずです。
どのゴムメーカーでもできたはずのことがなぜ私たちの目の前で起こったのだろう・・・
水素エネルギー分野で世界の英知を集めた九州大学と、世界でも最高水準の水素試験施設であるHyTReCの両者には、本当に感謝してもしきれません。
いつも本当に柔軟に対応していただきました。どちらの支援が欠けても、本日の結果は得られていません。
そして、実験がうまくいかなくても見捨てることなく見守り、叱咤激励続けてくれたお客様。いつ見捨てられてもおかしくないのに、ギリギリまで「次」を期待し続けてくれました。だからこそ本当に打つ手がなくなったと感じたときも、その中で何とか次の手をひねり出すことができました。
多くの偶然と必然に、心から感謝致します。
ありがとうございました。
で、肝心の講演ですが・・・
自分ではうまく話ができたとか、そんなことは全く感じなかったのですが。
時間が足りない、超過してる~、と思いながらしゃべっていたのですが。
なぜだか、とても好評でした。
「一番面白かったです」「地道でリアルな話が聞けて良かったです」「私たちも頑張っていこうと思いました」等々、予想外に大変ありがたいご感想をいただけました。全く信じられないほどです。
本当に本当に、過分の言葉をいただいてありがとうございます。
講演の後の懇親会でも、名刺交換をしてくださる方々が引きもきらず、食べ物をいただく暇もないほどでした。
ご出席の皆様、本当にありがとうございました。