先週末、日本に帰ってきました。
ただいま時差ボケの真っ最中です。
帰りの空港では管制組合のスト(!)が直前で回避されたり、スムーズにチェックインできたり、前の晩に留まったホテルがすごくお洒落だったり、何かとラッキーでした。
今回ロマンチック街道やドイツの名所などを見学する時間はありませんでした。
ニュルンベルクで軽くジョギングしたくらいです。
パリも4回乗継したのですが、空港から一歩も出ませんでした。
シャンゼリゼも凱旋門もエッフェル塔もなしです。
飛行機の窓からかすかにエッフェル塔が見えるかなあ・・・?
フランスでの最高の贅沢が、途中立ち寄った中部の「シノン」という街の古城。
ここはかのジャンヌダルクも訪れたことがあるとかで、小さいながらとても厳かでした。
でも私が本当に見たいのは「古城」見学ならぬ「工場」見学です。
今回ドイツで幸いにも2か所工場を見学することができました。
一か所は国家資格の「マイスター」がいる50名規模の工場。
もう一か所は5人くらいの技術者集団がいる工房みたいな小さな工場。
どちらも気前よく見せていただきました。
そこでどちらも共通するのは、職人さんや技術者さんが「誇り」と「自信」を持っていることです。
職人さんはよく焼けた鉄をペンチでつかんで「ほれ、見てみな」と目の前にかざしてくれるし、技術者さんは装置を指さし「ここを見てくれ、これがなかなか難しいんだ」と見せてくれるし。
本当に自分が作ったものに誇りを持っているなあ!ということがわかります。
安いものをたくさん作るだけが能じゃないなあ、本当に価値があると信じられるものを作るのがいいんだなあ、と思いました。
職人さんたちはすごく頑固そうで、でも挨拶するとニコッと笑ってくれるのが印象的でした。
あとドイツの皆さんが異口同音に口にするのが、「日本の技術は素晴らしい!」という言葉。
「技術力が高い」「品質がいい」という言葉を何度となく耳にしました。
とはいえ、ドイツのアウトバーンを200kmで飛ばしているのは、やっぱりメルセデスやBMWやアウディでした。
お陰様でとても充実した出張でした。
これも日本のわが社で頑張ってくれていたスタッフのおかげ。
二週間ありがとうございました。
お土産を喜んでくれるとうれしいな(^^)