ハノーバーメッセの3日目です。
今日は「ガイドツアー」に参加してきました。
「インダストリー4.0とは何か」を紹介してくれる1時間半のツアーです。
参加費は無料ですが事前にネットで登録して行きました。
参加人数が多かったのか、受付はごった返しています。
こういうものの処理は日本人の方が長けているなと感じます。
ヘッドセットを渡されました。説明は基本的に英語です。
旗を持ったガイドさんに連れられて回ります。
ホールが広くしかもホールをまたいで移動するので、移動するごとにかなり歩きます。
主要なブースではブースごとの専門の説明員が話をしてくれます。
メッセで恐らく一番広いブースである、シーメンスでも説明してもらいました。シーメンスは本当に広く、これだけで展示会が開けそうなほどです。
日本関係では三菱電機と安川電機のブースに連れて行ってくれました。
説明は全部英語だったので、何となくの理解しかできませんでしたが・・・
インダストリー4.0とは結局何かというと、企画・開発・設計・試作・量産といった各工程が情報を共有しあい、あとで困らないようにお互いを思いやる連携をして、トータルの開発時間を短くしましょう、また生産現場でも人の暗黙知や感覚値を機械に置き換えて生産できるようにしましょう、そうして付加価値を高めましょう、ということのようです。これをIT(インターネットやビッグデータ)を使ってやりましょうというのが「第4の産業革命」といわれる所以です。
とはいえ、日本で行われている一気通貫の「カイゼン」活動をITで発展させるとこうなるのかな、という印象を持ちました。ITを駆使するということはとても大切でそれがインダストリー4.0の眼目なのでしょうが、もっと大切なことはITがなくてもこれらの連携や共有がそもそも行われていないといけない、と感じました。それは私たちのような小さな会社にも当てはまることで、「知らない」「聞いていない」という連携の足りていない言葉が飛び交うようではインダストリー4.0など雲の上でしょう。連携や共有の土台ができたうえでITのヘルプがあればとても効果的に働くのだと思います。
ツアーを回りながらいろいろ考えることができて、とても有意義な時間でした。