お客様が「ゴム練り」の研修にいらっしゃいました。
普段から親しくさせていただいているお客様なのですが、「ゴム練り」はゴムメーカー独特の工程ですので、実感していただこうと今回わざわざ開発の4人の方にお越しいただきました。
まずは薬品の配合です。配合薬品の種類を変えたり、量を変えたりして6種類のパターンを計量しました。
次に試験ロールを使って実際に練りを体験していただきました。
ロールは危険な工程ですので、うちのスタッフがつきっきりで安全第一をまず大切にして機械を操作していただきました。
ゴムをかませ、ロールナイフを使い、薬品を入れていきます。
練り上がりをはい、パチリ。
「薬品の入り方が違うんですね」「ロールナイフの使い方は難しいですね」「配合によって練り上がりのシートのツヤなどが違うんですね」
などの感想をいただきました。
そして練った材料で実際に成形を体験していただきました。
こうして、まる一日かかって一連の流れを体験していただきました。
本来でしたら配合やロール工程は「秘中の秘」といっていい部分です。しかしお客様には経験してもらうことによって初めて実感していただくことができるのもまた事実です。
まさに「百聞は一見にしかず」で、今回の「ゴム練り」研修は私たちにとってもお客様にとっても良い「相互理解」になったのではないかと思います。