小野二郎さん(89歳)が黄綬褒章を受章されました。黄綬褒章とは「多年にわたり 仕事にはげんできた、人々の模範たるべき人に対して授与される栄典」で、毎年春と秋に選ばれるそうです。
この方、ミシュランの3つ星を毎年獲得されることで有名な「すきやばし次郎」の鮨職人さんです。
3つ星とは「そのお店にわざわざ食べに行くために旅をする価値がある」という意味だそうです。
オバマ大統領が来日した際にこのお店で安倍首相と会食したことでも有名です。
私はこの方を「二郎は鮨の夢を見る」という映画で知りました。
「 『二郎は鮨の夢を見る』は、2011年に公開されたデヴィッド・ゲルブ 監督によるアメリカ合衆国のドキュメンタリー映画。85歳の寿司職人で「すきやばし次郎」の店主である小野二郎を追い、すしの技を極めようと探求し続けるその姿と、伝説的存在である父に追いつくべく奮闘する長男・禎一を捉えた作品。 (wikipediaより)」
このお店はひとり3万円もするのでもちろん食べたことはありません。
でも映画の画面からでも、この方のこだわりとシンプルさ、そしてピュアさがよく伝わるのです。
だからこそ、何度見ても飽きません。
何十年も「あきない」で板場に立ち続け、同じことの繰り返しの中でも毎日工夫をし続ける。
仕事をするうえで大切なものは全部ここに詰まっている。そう思います。
ぜひぜひ一度ご覧ください。
生きているうちに一度食べてみたいなあ。