大阪工場には「製品倉庫」なるものがありました。
私が入る前から約30年間、製品の出荷場所として活躍してきました。
年春、工場内のレイアウト変更の一環として、倉庫の場所を移動しました。
その結果、もともとあった「製品倉庫」がガランと空きました。
事務所からも近いスペースが折角空いたので、この場所を「未来の製品を作り出すエンジン」のような場所にしようと考えました。
そう、「夢の工房」ともいうべき研究試作・開発工房です。その名も「護夢工房」!
今回は「開発工房」ともいうべき「試作室」の移動の模様をお届けします。
わが社では試作用の簡易金型を自社内で製作しています。
小ぶりなマシニングセンターを使って、試作用金型を作ります。
この機械と「すぐやる」試作の生産体制のおかげで、試作の「納期半分」を実現しています。
試作用の「簡易金型」とはいえ、精度は量産品と同じものができる優れものです。
その小型マシニングセンター(仮に「Rくん」と呼ぶことにします)はこんな感じです。
Rくんの登場!
見てわかるように「Rくん」はこれまで2台でした。
これでも十分に「未来を創り出す機械」なのですが、このたびさらに2台追加して4台体制に!
その4台を移動させて、試作室ごとこの「護夢工房」に移設してしまおう、というのが今回の目論見です。
新しい「Rくん」はトラックに乗ってきました。
そろ~っと降ろします。
慎重に運びます。
護夢工房の入り口が低いので、機械の高さギリギリです。何とかセーフ!
完成!ずらりと4台並んだ「Rくん」を見ていると壮観です。