東京ビッグサイトでの「水素・燃料電池展」の一日目が終わりました。
去年来てくださったお客様が今年もいらしたり、今までと違うお客様がいらっしゃったり、海外からのお客様との交流が図れたりといろいろ新しい局面が出てきています。
実は今年は昨年までとはかなり違うテーマの展示の仕方をしています。
昨年までは「試作・加工ゾーン」に出展していました。また展示のテーマは従来の「水道・ガス・空気」の三分野に加えて「試作・開発」、そしてそれに付け足す形で「水素・燃料電池」という展示内容でした。
しかしこの方法ではお客様にとって何を見せたいのかがよく伝わらないようで、「燃料電池展なのに、水道向け?」という質問もたびたびありました。試作加工ゾーンだったので、水素ステーションのテーマを持ったお客様がそもそも回ってこないという課題もありました。
そこで今回はズバリ「水素ステーション」向けの耐水素ゴムパッキンにテーマを絞りました。サンプルも高圧水素サイクル下で破壊されたパッキンを展示したり、パネルも水素破壊の原因やそれに対する開発状況を展示するなど大幅に変えました。
初日を終えての感想ですが、今回の取り組みに対して手ごたえを感じます。お客様も水素ステーションや燃料電池に対しての興味やテーマを持ったお客様が多く来られ、ポイントを絞った質問をされています。質問がなくとも足を止めて展示をゆっくり見られたり、展示物をじっくりのぞき込んだりされています。お客様にとっても「まぎれ」が少なくなった感じのようです。手前勝手ですが、「シーズ」と「ウォンツ」が一致しているのかもしれません。
いい感じで初日を終えることができました。本日もご覧のスタッフでご来場をお待ちしています。