今年10月末に行われた「中小企業総合展」にて、出展した企業約370社の中から12社に贈られる「ベスト・プラクティス賞」という賞をいただきました。副賞として、来年4月にドイツで開催される「あの」ハノーバー・メッセへ出展する権利をいただきました。
ハノーバー・メッセは出展社数が5,000社以上、来場者数は20万人を超えるという世界最大の産業見本市です。海外で展示会に参加すること自体が初めてなので、手探りで参加の準備を始めています。
今回、ハノーバー・メッセに何回も出展されている企業さんにお話を聞くことができました。
アドバイスをもらったことを箇条書き的に列挙します。
・まず、ホテルと飛行機は今すぐ押さえなさい。
・日程は余裕をもって組むこと。
・名刺・パンフレット・会社案内は英語のものを作ること。できればドイツ語・スペイン語も。
・初日の前の日曜に全体の交流会があるから、出た方がいい。
・資料は事前に送った方がいい。いざとなれば手荷物持ち込みもできる。
・この展示会の目的は「商談」。事前にアポイントを取ること。あるいは、会期の初日にいろんなブースを回ってアポイントを取ること。
・契約とかサンプル出しには注意すること。「持ち帰って検討します」で良い。契約社会なので、気軽にサインしないこと。必要なら特許も取っておくこと。
・ブースの装飾は目立つように工夫をすること。一目で目を引くものがよい。
・初回から注文がバンバン来ると思わないこと。「度胸試し」くらいの感覚でちょうどいい。
・会場では「すり」に注意。パスポートをスられることさえある。
・小銭はチップ・枕銭程度で良い。クレジットカードはVISAがとにかく強い。JCBはまず使えない。
・フレンドリーに接しましょう。楽しむこと。
「初回はくたくたになりますよ。でも楽しんできてください」と言われました。
さすが何回も出展されているだけあります。経験に基づく生の情報に接することができました。
「世に先達はあらまほしきかな」ですね。