ここ数年、若手を中心にプロジェクトチームを毎年組んでいます。

最初の数年は会社の雰囲気を明るくするプロジェクトチーム、この数年は改善に軸足を置いたプロジェクトチームを各工場ごとに編成してそれぞれ取り組んでもらいました。

各プロジェクトチームで活動することによって短い期間で成長してくれた人もたくさんいます。ずいぶん社内の雰囲気も明るくなり、改善に対する取り組み方も変わってきました。

今では工場のステージに応じて必要なチームの性格も変わってきました。たとえば鳥取工場は引き続き改善に軸足を置いたチーム、大阪工場は改めて雰囲気を明るくするチームといった具合です。

今年の大阪工場はもう一度原点に返って会社の雰囲気を「明るく」するチームを作りました。懇親会やイベントを開き、みんなで場を共有することによって、普段仕事の中ではなかなか話ができない人たちの間でも積極的に話をしたり、上司部下の関係を越えてコミュニケーションを深めたりできたらいいな、というものです。もちろん社長直轄のプロジェクトです。

まずはメンバーを募りました。中堅の女性（Aさんとします）の方が積極的に手を挙げてくれました。例年のようにほかにもメンバーを指名してチームを作ろうかなー、とも思ったのですが、はたと考えました。今年のキーワードを「全員参加」としています。みんなで会社をより良くしていこうという意味合いです。みんなで「全員参加」というからには、全員参加でやったらいいじゃないか！

ということで、私とAさんで一年のスケジュールを決め、運営はイベントごとにイベントリーダーを決め実行ユニットを組んで開催する、ということにしました。役職のない人は現場の人も事務所の人も年に一回は運営をするということにしました。Aさんは全体の差配とお金の管理をします。名前はイベント中心のチームなので「Eチーム」としました。

さっそくAさんと相談して仮の年間スケジュールを作りました。結構好評です。ボウリング大会をしたり、サッカーを見に行ったり、工場見学をしたり、リレーマラソンを走ったり。冬には鳥取にカニを食べに行こう、とか香川にうどんを食べに行こう、なんてツアーもあります。自分がしたかったものばかりなんですけれど。

この一年の活動を通じて社内がより「明るく」なって、社内での情報の流れや連携がさらに深まるといいな、と思っています。