わが社には屋台骨となるベテランが二人います。
いずれも勤続35年・40年の大番頭・小番頭です。
私の祖父の代から働いてくれています。
私は小学生のころ、この二人にキャッチボールをして遊んでもらいました。
そんな二人と大人になって仕事をできるのはきっととても幸せなことなのだろうと思います。
仕事に対して厳しく、キツイところもあるので、一部の人からは怖がられています。
私も「なんでこの人たちはこんなにキツイことを言うんだろう」と思ったことも、それで喧嘩をしたこともあります。
でも、今ではわかっています。会社のこと、仕事のことがとても好きだということ。好きで好きで仕方がないゆえに、いい加減な仕事が許せないということ。あと、自分たちが若いときにほめられて育っていないので、若い者に向かって感情をうまく出すこと、特にほめることが苦手なことも。
いま私みたいな若造が社長でも、会社の中では「オヤジ」だと思ってついてきてくれています。ありがとうございます。いつもはまぜっかえしてしまいますが、言葉では言い表せないくらい感謝しています。
なんだかんだ言っている数年の間に、二人ともそれぞれの定年を迎えます。
若い人財も育ってきたので、うまく引き継いでいかないといけないなと思います。
定年になっても「明日から来ない」なんて言わないで下さいよ(^^;