昔の海軍士兵学校の教えに「五省」というものがあります。
日々の行動を振り返って反省するためのもので、その内容は次の5か条です。
一、至誠(しせい)に悖(もと)る勿(な)かりしか
真心に反する点はなかったか
一、言行に恥づる勿かりしか
言行不一致な点はなかったか
一、気力に缺(か)くる勿かりしか
精神力は十分であったか
一、努力に憾(うら)み勿かりしか
十分に努力したか
一、不精に亘(わた)る勿かりしか
最後まで十分に取り組んだか
私はこの「五省」を「なにわあきんど塾」で学んだのですが、これを私なりに解釈して、毎日振り返っています。
それは、次の五つです。
・きらめきを持っていたか
わくわくするような仕事ができたか
・何事にもフェアに接したか
一人よがりになっていないか
・本当に良いと思える決断をしたか
心から納得できる判断をしたか
・勇気をもって一歩踏み出せたか
まずはやってみようと思えたか
・悔いのない一日を過ごせたか
今日人生が最後の日でも悔いなく生きられたか
そうはいっても本当にこの5つのことが満たされた一日というのはなかなかありません。それでも意識をして過ごす一日の積み重ねが、私の年輪になると信じて毎日振り返っています。