前回、歩数計について書きましたが、歩数計つながりで思い出した話があります。
先日ある改善セミナーに参加すると、講師の先生が
「現場の作業者が1日1万歩も歩いているような会社はつぶれますよ!」
と言っておられました。
「何を物騒なことを言っているんだ・・・」と思ったのですが、よく聞くと、歩いている間は仕事をしているように見えるが、その間は何の価値も生み出していない。つまりその間はムダである、ということのようです。
一歩0.6秒として1万歩で6,000秒、つまり100分。一日8時間のうち100分がまるまるムダになっているということなのです。
気になったので、会社に帰って現場の数人に早速歩数計を付けてもらいました。作業中はずっと歩数を測ってもらっています。
それから数週間経ちますが、大体一人3000~5000歩の間のようです。
正直言ってホッとしました。まだうちは大丈夫なようです。
とはいえ歩き方や姿勢を見ていると、まだまだ作業に改善の余地があるように思います。なるほど、足元に着目すると見える点が他にもあるな、と改めて思っております。