皆さんご存知でしょうか、山岡荘八著の「徳川家康」を。
全26巻で、世界最長の小説としてギネスブックに載っているそうです。
私が子供の頃、父の書斎の本棚に文庫版があったのを思い出します。
家康はタヌキおやじのイメージしかなかったので、その当時は読む気にもならず「やけに長い小説だな?」くらいに思っていました。
半年くらい前に、いつもお世話になっている人に「経営者にとっていい本だから、読んでみたらいいですよ」と勧められて、読み始めました。
昨年中には読み終わるはず・・・だったのですが、まだ20巻あたり(関ヶ原が終わり幕府を開いたころ)をウロウロしています。先に感想を書きたいと思います。
文体に少々慣れが必要ですが、とにかく名言が続々出てきます。
経営者にとって心構えをどう持つべきか、一段高い次元で描かれています。
家康は苦難の連続ですね。
板挟みで苦労し、家で苦労し、主人で苦労し、妻で苦労し、上司で苦労し、部下で苦労し、子供で苦労し、親戚で苦労し、組織で苦労し、宗教で苦労し、海外との付き合いで苦労し、それでもへこたれずに天下泰平に導くのです。
世間の試練などものの数ではありません。苦労でさえないのかもしれません。
いくつになっても人は悩むんだな?、と考えると気が楽になりますね(^-^)
一冊777円×26巻=20,202円の投資なのですが、それ以上の価値があることは間違いありません。
2012年1月30日