サッカーJ2のセレッソ大阪のことを書きます。
5年前、この試合を勝てばJ1で優勝という時、ロスタイムで優勝を逃がしたことがありました。
試合が終わって選手みんなが立ち上がれずショックを受けている中、
観客席から聞こえてきた歌が「どこまでも行こう」でした。
「どこまでも行こう 道はきびしくとも 口笛を吹きながら 走って行こう」
すごくすごく、いい歌でした。
その翌年、茨の道が待っていました。セレッソはJ2に降格しました。
それから3年、とうとうセレッソ大阪はJ1復帰を果たしました。
選手はぐっと若く、世代交代しました。ワクワクするはつらつとしたプレーを見せてくれる、いいチームに生まれ変わりました。
「3年かかったけど、やっぱりセレッソが好き」
観客席の垂れ幕にはそう書いてありました。2万人の観客の気持ちを代弁していました。
厳しい道でも、険しい道でも、あきらめなければいつかは歓喜の瞬間が待っているのですね。
サポーターひとりひとりの顔を見ながらそう思いました。
外はちょっと寒かったけれど、とてもいい気持ちで帰路につけました。