「私はよく社外の人から、
『あなたの会社の人たちは義理堅いですね。私の社の人なんかそんなにまではよくはして下さらないですよ』
というようなことを耳にすることがあります。義理とか人情などの言葉を使うと今日の若い人たちから笑われるかもしれませんが、人間がだんだんと機械化されつつある今日のように索漠とした世の中にあっては義理・人情が潤滑油の役目として最も大切なことではないかと思います。ともかく社外の人からもうらやまれるほどの人たちの集まりであるということは、誠に喜ばしいことであると思います。これもひとえに社長以下全員がそうした社風を保ってこられた賜物であると確信しております。」
いつの話かといいますと・・・
40年以上前の社内報の記事です。(1965年1月)
まだ私は生まれていません。
社内報には社長の言葉や品質管理の提言・社内行事の感想など、いろいろな記事が並んでいます。入社社員の紹介の記事では、「○○さんが入社しました」、なんてことも書いてあります(その○○さんはいまや部長ですから、その当時はどんな青年だったのだろうと想像してみると楽しいです。)
今読んでもウ~ンとうなるようなすばらしい記事が並んでいます。もう何十年も前の「資料」となっていますが、社内コミュニケーションのツールとして社内報は重要な役割を果たしていたようです。
この当時の社内報ははだんだん記事を書く人がいなくなって、10年弱で廃止になりました。
いずれまたこのような社内報を復活させたいと思います。
そして今も冒頭の記事のように書いてもらえるように頑張っていきます。