父の事は、今でも鮮明に覚えています。
簡単に表現するなら、豪快且つ、遊ぶことに関してだけは長けているが、悪さをすれば、容赦なくカミナリを落としてくるような厳しい父であり、当時の私にはとても怖い存在でした。
そんな厳しかった父ですが、時にはとても優しく、いろいろなところへ遊びに連れて行ってくれたり、家の中でも様々な遊びを教えてくれたりと、当時の私に大きな影響を与えたひとりでもあります。
私も自ずと父に影響され、父を知っている周囲の人からは、私の行動や言動を見て「父親にそっくりだな」と度々言われることもありました。
以前、母に父のことを聞いたことがあるのですが、父は、子供(私たち兄弟・・・全部男で三兄弟です)のことを母よりも大切に想っていたそうです。(亡くなった後に聞きました)
なによりも子供一番で考える父で、私たちのことが大好きだったようです。
父は、お酒が大好きで、いつもお酒を手放すことがありませんでした。
とても酒豪で、喧嘩っ早い父、三国志時代の武将で言うと張飛みたいな父でしたが、45歳くらいの時に体調を崩してしまい、49歳という若さで天国に旅立ってしまいました。
体調が悪くなってからは、猛将(張飛)のような面影もなく、看護師にも迷惑をかけないように全部自分で身の回りの事もしていたようです。
亡くなった後に看護師の方から教えてもらいました。
当時私はまだ24歳の時で、突然すぎてしばらく立ち直れませんでしたが、父が旅立ったことにより、私にとっては大きな分岐点になりました。
そんな父が旅立ってから18年が経ち、私も結婚し、年齢も40歳を超え、3人の子供たちに恵まれました。
私も、いざ父親になってみると毎日のように子供から教わることの方が多く、普通に良いお父さんではなく、日々至らない父親として反省をする毎日です。
私もお酒が大好きです。
子供に、「またお酒を飲んで~」とかいわれるとなんだか飲めなくなりますよね・・・((+_+))
今は、週2日間だけお酒を飲んでいますw
2014年から7年間単身赴任で大阪に居たこともあり、妻と両親に子供を任せっきりでしたが、子供が大きくなったときに、良いお父さんだったなと思ってもらえるように、子供との貴重な時間を大切にしようと改めて思います。
そして、いつか私が天国に旅立った時には、子供たちから偉大な父だったと、いつかは父のようになりたいと言われたい2021年冬です。
「小春日の子供の影をただ残す」石原愼太郎 心の俳句w ^^