製造部 もりた
私が癒される時間の過ごし方のひとつに「ゴルフをしている時」というものがあります。
ゴルフをご存知の方に申し上げるには至りませんが、ゴルフを簡単に説明すると、
小さなボールをクラブという道具で打って、目標地点にあけられた穴(カップ)にいかに少ない打数
でボールを入れるかを競うというスポーツです。
簡単な事のように思えますが、いざクラブを握って打ってみると、
ボールが同じように飛ぶことは絶対と言って良い程ありません。
また、ゴルフは他の球技のように相手、味方がいないかわりに、自然が相手になるので、
様々な状況を的確に判断し、その中で自分の実力をいかに発揮するのかということが醍醐味と
なります。
それゆえ、ゴルフは自分自身との戦いであり、このスポーツの本質でもあります。
それと他のスポーツなら審判員がいてプレーの一部始終を見守り判定を下してくれますが、
ゴルフの場合はそうしてはもらえません。
でもゴルフには審判員がいないかと言うとそうではありません。
プレーヤーひとりひとりが審判員なのです。
自分のプレーも自分自身が判定し、トラブルになってもルールに従って正しい処置をとる。
それが出来なければうまくいきません。ゴルフは自己規制が非常に大切なのです。
また、ゴルフを始める時にボールの打ち方を学ぶと共に、ゴルファーとしてのエチケットも平行して
学ばなければなりません。
そのエチケットの中でも私自身が特に心掛けていることが5つあります。
1) 時間厳守
2) 挨拶を忘れない
3) 常に他のプレーヤーに気を配る
4) コースを保護する
5) 服装(身だしなみ)
この5つのエチケットはゴルフに限らず、いろいろな場で共通しているものだと実感しています。
例えば、会社組織の中では1.2.4.5.
(4.は社内の設備・備品等を大事にすると置き換えられます)は当然の事ながら、
3. 「常に他のプレーヤーに気を配る」事が実に難しいと私は感じています。
例として上司と部下の関係・・・上司は仕事をスムーズに進める為に、何が大事か、何が無駄にな
るかといった適切な判断と動向を指示しなければいけませんし、部下はその上司の指示を受け止
められるだけのスキルを磨く努力と正確な行動力が必要になるでしょう。
場合によっては自己提案力も求められるかもしれません。
上司の指示に応える事が出来た部下は達成感を感じ、これからも期待に応えられるようにと努力
を惜しまなくなるに違いありません。
また、指示を出した上司は、この部下に頼めば間違いないと頼もしく感じ、
お互いの信頼関係が生まれる事が少なからずともあるのではないでしょうか。
それにはお互いが思いやり気持ちを持って意識し合う、そうすること事によって良い流れの
コミュニケーションが図れるのではないかと思われます。
堅苦しい文章になってしまいましたが、私自身、ゴルフを通じて感じた事、考えさせられたこと、
教わったことが多くあります。
何よりもたくさんの方々との出会いが私にとっては心の財産となっています。
ですのでこの趣味だけはこれからも一生付き合っていきます。