製造部 中野
成形作業をしていると、必ず離型剤というものを使います。
加硫された製品を金型から取り出しやすくする為のものなんですが、
これがなかなか扱いの難しいものなんです(´Д`)
レバーを握って霧状の離型剤が金型に落ちるときの角度やスプレーから金型までの距離、
またレバーを握る強さなどに微妙な調節が必要になります。
もし調節を誤ると、金型を汚してしまって不良の原因となったり、
製品の型離れが悪くなりして取り出す作業に無駄に時間をかけてしまうことになります。(;_;)
そうなると、製品を作り直すことになったり、
金型が冷めてしまって温めなおさなければいけなくなったりと効率的とは言えません。
ですから金型を汚さない程度に、また製品がちゃんと短時間で取り出せるぐらいに離型剤を
適切に使えるように練習を積んでから実戦にのぞみます。(^^)
この調節は経験が必要というかなかなか難しいんです。
自分も、使い方をマスターするのにかなりの時間がかかりました。