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2026年8月18日

【高圧水素用OリングQ&A⑧】

90MPa水素にも対応できますか?

水素関連機器の開発では、70MPaを超える高圧条件での使用を検討されることがあります。90MPa級の水素環境では、Oリングにかかる負荷はさらに大きくなり、材料選定と評価がより重要になります。

 

 

 

 


Q. 90MPa水素にも対応できますか?

 

 

A. 使用条件によります。高圧域では材料選定と実機に近い評価が特に重要です。

 

 

 

 

 

 


解説

90MPa級の高圧水素環境では、水素がゴム内部へ浸透する影響がさらに大きくなります。高圧状態でゴム内部に入り込んだ水素は、急激な減圧によって膨張し、ブリスターや内部亀裂を発生させる可能性があります。

 

 

また、圧力が高くなるほど、Oリングが溝のすき間から押し出される「はみ出し」のリスクも高まります。そのため、材料の硬度、溝設計、すき間管理、バックアップリングの使用など、設計面での検討も欠かせません。

 

 

90MPaクラスでは、カタログ上の材料物性だけで判断することは難しくなります。実際の水素ガスを使い、加圧・保持・減圧を繰り返すサイクル試験などによって、使用条件に近い評価を行うことが重要です。

 

 

高圧水素用途では、安全性に関わる部品であるため、材料選定と試験評価をセットで考える必要があります。

 

 

 


高石工業からの一言

 

90MPa級の高圧水素用途では、「使えるかどうか」を机上で判断するのではなく、実際の条件に近い評価を行うことが大切です。

 

高石工業では、HyTReCなどの水素関連試験施設を活用し、高圧水素環境での評価を行っています。材料開発から試作、評価、量産まで一貫して対応できる体制を活かし、お客様の開発段階からシール材選定をサポートしています。

 

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