2020年6月

  • 2020年06月15日

    夢の工房(ゴムの研究・開発・試作)(技術室編)

    わが社の大阪本社工場には「製品倉庫」なるものがありました。

     

     

     

     

     

     

    IMG_0557

    数年前、工場内のレイアウト変更の一環として、倉庫の場所を移動しました。

     

     

    それに伴い、もともとあった「製品倉庫」をリノベーションし、この場所を「未来の製品を作り出すエンジン」のような場所にしようと考えました。

     

     

    そう、「夢の工房」ともいうべき研究試作・開発の「秘密基地」です。 

     

     

     

     

     

     

    IMG_0559

    その名も「護夢(ごむ)工房」!

     

     

     

     

     

    この「護夢工房」は、研究開発の「技術室」と試作開発工房の「試作室」から成り立っています。

     

    今回は「研究工房」ともいうべき「技術室」の模様をお届けします。

     

     

     

     

     

     

     

     

    IMG_0570

     

    「護謨工房」の内部です。

    築数十年の建屋をリノベーションして、大事に使っています。

     

     

     

    一番奥に見えるのが「技術室」です。

     

     

     

     

     

     

     

    IMG_0555

    「技術室」の内部です。

     

     

    通常のゴム製品の品質管理で使うキュラストメーター・オートグラフ・IRHD硬度計のほかにも、様々な分析機器・試験装置が充実しています。

     

     

     

     

     

     

    IMG_0578

    蛍光X線分析機

     

     

     

    IMG_0577

    FT-IR(赤外分光光度計)

     

     

     

    IMG_0565

    試験用ニーダー

     

     

     

    IMG_0567

    動的粘弾性試験装置

     

     

     

    以上、いろいろな分析装置、研究開発機器がそろっております。

     

    水素ステーション用のOリングゴム材料もここで生み出されました。

     

     

     

     

    ゴムの研究開発・性能試験のことなら、お気軽にお問い合わせください!

     

     

     

  • 2020年06月08日

    夢の工房(ゴムの研究・開発・試作)(試作室編)

    わが社の大阪本社工場には「製品倉庫」なるものがありました。

     

     

     

     

     

     

    IMG_0557

    数年前、工場内のレイアウト変更の一環として、「製品倉庫」の場所を移動しました。

     

     

    それに伴い、もともとあった「製品倉庫」をリノベーションし、この場所を「未来の製品を作り出すエンジン」のような場所にしようと考えました。

     

     

    そう、「夢の工房」ともいうべき研究試作・開発の「秘密基地」です。 

     

     

     

     

     

     

    IMG_0559

    その名も「護夢(ごむ)工房」!

     

     

     

     

     

    この「護夢工房」は、研究開発の「技術室」と試作開発工房の「試作室」から成り立っています。

     

    今回は「開発工房」ともいうべき「試作室」の模様をお届けします。

     

     

     

     

     

    わが社では試作用の簡易金型を自社内で製作しています。

     

    この「試作室」で、小ぶりなマシニングセンターを使って、試作用金型を作ります。

     

     

     

     

     

     

    IMG_0539

    その小型マシニングセンターはこんな感じです。
    4台ずらっと並んでいます。

     

     

     

     

     

     

     

    IMG_0549

    CADルームも完備しております。

     

    (守秘義務の関係上、画像を加工しております。)

     

     

     

    これまで500製品以上の製作実績があります。

     

     

     

     

     

     

     

    IMG_0544

    お客さまの図面から、簡易金型を設計し、試作品を製作してゴムパーツやOリングをお届けさせていただきます。

    (守秘義務の関係上、画像を加工しております。)

     

     

     

    ゴムシール部品の新しいアイデアを形にすることもできますし、OリングやUパッキンのサイズを少しずつ変えて、3パターン評価したい、といったご要望にもお応えできます。

     

     

    評価してのち、性能がよかったもので量産に移行することもできます(試作から量産までやっているのが私たちの強みです)。

     

     

     

     

     

    これらの設備と「すぐやる」試作の生産体制のおかげで、量産品に比べて試作の「納期半分」を実現しています。

     

     

     

    試作一回きりの「簡易金型」とはいえ、ゴムパーツやOリング完成品の精度は量産品と同じものができる優れものです。

     

     

     

     

     

    ぜひお気軽にお問い合わせください!

     

     

  • 2020年06月03日

    水素とゴムの話(4)-水素ステーションの使用環境-

    水素を燃料として走る車は燃料電池自動車と呼ばれ、FCV(Fuel Cell Vehicle)とも呼ばれます。

     

    その燃料電池自動車(FCV)に水素を供給するのが水素ステーション(Hydrogen Refueling Station)です。

     

     

     

     

    水素ステーションの特異な点はその使用条件にあります。

     

     

     

    水素ステーションを構成する各水素機器を通る水素の圧力・温度条件は様々で、場所によってはOリング・ゴムパッキンにとって非常に過酷な環境となっています。

     

     

     

    過酷な環境とは次の4点が挙げられます。

     

     

    ①流体が水素である

    ②高圧である

    ③加減圧サイクルがある

    ④温度領域が過酷である

     

     

     

    デバイス使用条件

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ・水素製造装置

     

     

    温度・圧力は、常温・低圧です。

     

     

    水素製造装置

     

     

     

     

     

     

     

     

    (大阪ガス様HPより抜粋)

     

     

     

     

    ・水素圧縮機

     

     

    高温・高圧です。

     

    徐々に圧力が上げられることで、吐出口に近づくほど温度が上がります。

    圧力は82MPa、設計温度は最大180℃といわれています。

    また、稼働時には圧力がかかり、停止時には脱圧が行われ、加減圧サイクルがあります。

     

     

     

    水素圧縮機

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    (株式会社加地テック様HPより抜粋)

     

     

     

     

    ・蓄圧器

     

     

    温度は常温で、圧力は高圧ですがさほど大きな圧力サイクルはないといわれています。

     

     

    水素タンク

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    (サムテック株式会社様HPより抜粋)

     

     

     

     

    ・水素ディスペンサー

     

     

    低温・高圧です。

     

     

    プレクーラーが内蔵されているので、温度は-40℃まで下がります(低温)。

     

    また、90MPaの水素がFCVに充填され、それが終わると脱圧があり、0MPa(大気圧)まで下がります。

     

     

    特に緊急離脱カップリングは、充填時に-40℃近い水素が3分ほど流れ続け、充填が終わると一気に脱圧が行われるため、Oリングにとっては大変過酷な環境となっています。

     

     

     

     

    水素ディスペンサー

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    (トキコシステムソリューションズ株式会社様 HPより抜粋)

     

     

     

     

    このようにそれぞれのデバイスで使用条件が異なるので、水素をシールするゴムパッキンの材料も配慮が必要になります。

     

     

     

     

    私たちの会社では高圧水素用のOリングを開発しています。今では、日本の多くの水素ステーションで採用され、使用用途が広まりつつあります。

     

     

    カテゴリー:水素とゴムの話
  • 2020年06月01日

    水素とゴムの話(3)-水素ステーションの概要-

    水素を燃料として走る車は燃料電池自動車と呼ばれ、FCV(Fuel Cell Vehicle)とも呼ばれます。

     

    その燃料電池自動車(FCV)に水素を供給するのが水素ステーション(Hydrogen Refueling Station)です。

     

     

    私たちの会社では高圧水素用のOリングを開発しています。今では、日本の多くの水素ステーションで採用され、使用用途が広まりつつあります。

     

     

    今回は水素ステーションについての解説をさせていただきます。

     

     

     

     

     

     

    ○水素ステーションの構成

     

     

     

    HRS_model

     

     

    水素ステーションは主に水素製造装置・水素圧縮機・蓄圧器・ディスペンサーというデバイスで構成されています。

     

     

    水素をどうやって持ってくるのかという点で、「オンサイト型」と「オフサイト型」に分かれます。

     

     

     

     

     

    水素ステーション概要図

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    「オンサイト型」は都市ガスやLPGを改質して(水素ステーション内で)水素を取り出します。

     

     

     「オフサイト型」は水素ステーションの外で製造した水素をトレーラーなどで運んできます。

     

     

     

    また、車載コンテナに充填に必要な設備をすべて搭載している「移動式水素ステーション」というものもあります。

     

     

     

     

    〇実際の水素ステーション

     

    尼崎水素ステーション

     

     

     

     

     

     

     

     

    こちらは、岩谷産業さんの運営する「水素ステーション尼崎(兵庫)」です。2014年に開所した日本初の商用水素ステーション(オフサイト型)です。

     

     

    この水素ステーションは水素タンクに貯蔵した液化水素を気化させて、水素を供給しています。

     

     

    左に見えるのが水素ディスペンサー。

    水素圧縮機や蓄圧器はその裏にあります。

     

     

     

     

    ○移動式水素ステーション

     

     

    移動式水素ステーションは、車載コンテナに必要な設備をすべて搭載しています。

     

     

    必要最小限の設備なのでコストを抑えられることと、移動できるので広範囲エリアをカバーできるのが特徴です。

     

     

     

     

    移動式概要図

     

     

     

     

     

    (HySUTのHPより抜粋)

    http://hysut.or.jp/information/pdf/FC6.pdf

     

     

     

     

     

     

    移動式水素ステーション

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    こちらは大阪ガスさんが運営している「上鳥羽水素ステーション(京都)」です。

    専用のトラックが常駐していて、そこから水素充填ができます。

     

     

    この移動式水素ステーションの水素は30㎞程離れた「北大阪水素ステーション」で作られた水素をカードルで運んできます。

     

     

     

     

    2020年5月現在、商用水素ステーションは129カ所が稼働しており、うち39カ所が移動式(複数にまたがる場合も含める)です。

     

    詳しい情報はこちらからご覧ください(FCCJ(燃料電池実用化推進協議会)様のHPに移動します)。

     

     

     

     

    次回は水素ステーションの使用環境の話をします。

     

    カテゴリー:水素とゴムの話
1 / 11
ページの先頭へ