――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

┏┿━━「ゴムって意外とおもしろい!」━━━━━━━━━┿┓

╂┘

┃       高石工業メールマガジン Vol.210

┗┿━━━━━━━━━━━━━   2020年4月20日号 ┿┛

 

 

 

*========*========*=======*=======*=======*=======*========*

 

このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、

展示会等で名刺交換させていただいた皆様にお送りしています。

 

ご不要な場合はお手数ですが、

「このメールをそのままご返信いただく」か、

「以下のURLへアクセスの上、メールアドレスを入力」して下さい。

次号より配信を停止致します。

http://www.takaishi-ind.co.jp/mailmagazine/cancel01/

 

*========*========*=======*=======*=======*=======*========*

 

ゴムって実はおもしろい素材なんです。

 

伸ばした状態で熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、

配合一つで性能が変わったりと…。

ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素材なんです。

そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取り組みをお伝えします。

 

 

_/_/_/  I N D E X  _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 

┏━┓

┃1┃社長コラム

┗━╋…───────────────────────── 

  ┗『 あなたの経験したことは、この世のどんな力も奪えない 』

 

┏━┓

┃2┃高石工業NEWS

┗━╋…───────────────────────── 

  ┗『 アルミ金型を用いた試作のご案内 』

 

┏━┓

┃3┃今月の気になる○○

┗━╋…───────────────────────── 

  ┗『 ○○な法則が気になる 』

 

 

 

  • ○━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

[1]社長コラム

  • ○━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 

◆ 「あなたの経験したことは、この世のどんな力も奪えない」

 

 

新型コロナウイルスが猛威を振るっていますね、と書いてからひと月、

まだまだ収束の気配が見えません。

 

日本では感染者数・死者数ともに欧米よりは少ないものの、

医療崩壊を起こしつつある先の見えない状態です。

 

私たち自身が感染者にならないか、さらに周りの人に無意識のうちにうつしてしまわ

ないか不安におびえ、非常事態宣言の下で接触者8割減を目指すために、ストレスの

かかる日々を過ごしています。

 

 

そんな中、思い出す言葉があります。

 

第二次世界大戦中、ナチスの強制収容所に収容されたV・E・フランクルの「夜と霧」

という本に出てくる言葉です。

 

精神科医であるフランクルさんが収容者たちの精神的な崩壊を防ぐために、真っ暗な

居住棟で飢えと疲労に苦しんでいる仲間に向かって、こう語りかけます。

 

「私たちが過去の充実した生活の中、豊かな経験のなかで実現し、心の宝物としてい

ることは、何もだれも奪えないものだ。そして、わたしたちが経験したことだけでなく、

私たちが苦しんだことも、すべてはいつでも現実のなかへと救いあげられている。(中略)

 

ものごとを、私たちの状況の深刻さを直視して、なおかつ意気消沈することなく、私

たちの戦いが楽観を許さないことは戦いの意味や尊さをいささかも貶めるものではな

いことをしっかりと意識して、勇気を持ち続けてほしい。(中略)

 

最後に犠牲としての私たちについて語った。

いずれにしても、そのことに意味はあるのだ、と。

犠牲の本質は、政治的理念のための自己犠牲であれ、他社のための自己犠

牲であれ、このむなしい世界では、一見何ももたらさないという前提のもとになされ

るところにある、と。(中略)

 

わたしたちはひとり残らず、意味なく苦しみ、死ぬことは欲しない。この究極の意味

をここ、この居住棟で、今、実際には見込みなどまるでない状況で、私たちが生きる

ことにあたえるためにこそ、わたしはこうして言葉をしぼり出しているのだ」

 

 

強制収容所という明日をも知れない究極の状況下で、人間の尊厳と本質を語ったこの

言葉は、時を越えて私たちの胸を打つ至言です。

 

今、新型コロナウイルスの影響で未来が見通せず、かつてなかったほど自制と協力が

求められる時だからこそ、価値のある言葉だと思います。

 

 

 

  • ○━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

[2]高石工業NEWS

  • ○━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 

◆  アルミ金型を用いた試作のご案内

 

こんにちは。

営業部の中村です。

 

名古屋の機械要素技術展が延期となったため、展示予定であった

「アルミ金型を用いたパッキン・ゴムの試作」を今回はご紹介します。

 

弊社試作の特徴は、精度が高い・納期が速い・材料提案が出来るの3点です。

それではその特徴について解説していきます。

 

 

1)精度が高い

 

試作で用いる金型は、一部を除きすべて自社設計・自社製作です。

 

また製作工程も全て、量産工程と同様の手順でおこなうため、

量産と同等の品質・高精度の試作をご提供することが可能です。

 

基本的に量産を見越して試作をされる方が大半だと思いますが、

量産工程のシュミレーションを事前にすることで、問題点を把握し解決することができます。

 

また量産と同工程の手順を踏むことで、

設計のお手伝いや、技術的なご提案をすることも可能です。

 

 

2)納期が早い

 

上記でお伝えした通り、試作金型は自社設計の自社製作です。

極力ムダな業務を省き、打合せ~金型製作までスピード感ある対応を心がけています。

 

また、社内には試作専用レーンを設けていまので

ご注文から最短2週間で試作品をお届けできます。

※形状・マシニングの混み具合によって変動いたします。

 

 

3)材料提案が可能

 

弊社は量産品に関しても、自社で一貫生産しています。

これは創業以来続けており、ゴムの配合もしかりです。

多種多様な製品を作り続けてきたノウハウで、最適な材料をご提案します。

 

そして先に申し上げると、弊社はしつこいです。

ご依頼時に、使用環境は?、流体は?、温度は?、圧力は?などかなり細かく伺います。

鬱陶しいなと思う方もおられるかも知れませんが、ここが大事なプロセスです。

 

例えば同じNBRでも、配合によって物性や適した使用環境が異なります。

そして材料選択を誤ると、製品のパフォーマンスを100%発揮することができません。

 

製品に適したゴム材料で、改善をご提案させていただきます。

 

 

次は対応可能な形状・材料・費用などについてご説明します。

 

1)対応可能な形状について

 

基本は最大径150mm以内、厚みが10mm以内でお願いしています。

手のひらサイズの「小型精密パッキン」が弊社の得意分野です。

 

それ以上のサイズも対応可能なのですが、通常よりも納期が掛かります。

詳しくはお問い合わせください。 

 

 

2)材料・数量について

 

NBR・EPDM・FKM(フッ素)・FFKMの4種を取扱いしております。

試作数量は1個から対応しておりますが、アルミ型の強度上、数百個単位の数量は

原則対応しておりません。

20~50個程度をベースとしてお考えください。

 

 

3)費用について

 

金型費:8万円~ 製作費:3.5万円~となります。

形状・数量によって費用は異なりますので、詳しくはお問合せくさだい。

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

今回は量産を行う前提でお話させていただきましたが、

もちろん試作のみのご依頼も大歓迎です。

 

まずは下記お問合せフォームより、お問合せください。

https://takaishi-ind.co.jp/contact/

 

 

 

  • ○━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

[3]今月の気になる○○

  • ○━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 

◆ ○○な法則が気になる

 

こんにちは。

営業部の中村です。

 

よくテレビやビジネス本などで、○○の法則や心理学などが扱われたります。

中には胡散臭いものもありますが、科学的に証明されていたり、言われてみれば確かに

その通りと思うものも沢山ありますよね。

 

今回はそんな法則や心理学から、私が気になったものをいくつかご紹介します。

 

 

・ 78対22の法則

 

78対22の法則とは、「世の中はすべて78対22の比率で成り立っている」という、

ユダヤ人の間で昔から伝わる法則です。

 

例えば、

「人の体は78%が水分で、それ以外の物質が22%」

「地球上では海が78%、大陸が22%」

「腸内環境は善玉菌78%、悪玉菌22%が理想的な比率」

などが当てはまると言われています。

 

そしてこの法則、実はビジネスの現場でも使われており、

日本マクドナルドの創設者、藤田田氏が立案したサンキューセット(390円)

などが有名です。

 

サンキューセットが出たのは1980年代後半。

当時はちょうど500円硬貨が普及し始めた時代で、

お客さんは500円玉で支払いをしたがります。

 

その際、サンキューセットの390円が78%、おつりで受け取る110円が22%に

なるよう、藤田氏はあえてその価格設定にしたと言われているんです。

 

その効果かは分かりませんが、サンキューセットはその年の流行語大賞を

受賞するなど大ヒットを飛ばしました。

 

そして、その藤田氏が亡くなった年齢がなんと78歳。

偶然なのでしょうが、不思議ですね。

 

 

・メラビアンの法則

 

メラビアンの法則は簡単に言うと、「人は見た目で判断される」という法則です。

 

人は相手を判断する際、顔や服装などの「外見」でその人の55%を判断し、

話の内容や性格的なことは7%しか考慮されないと言われています。

 

これは別名 「7・38・55ルール」とも言われていて、人は他人の判断を、

言語から7%、聴覚から38%、残りの55%を視覚から行っているという

研究結果が出ているそうです。

 

この法則は就活セミナーやビジネスセミナーでもよく用いられていて、

話の内容よりも、「見た目の清潔感 (視覚)」や「喋り方 (聴覚)」 を磨くことで

相手に好印象を与えられるとされています。

 

人は「見た目と声」で人生の8割が決まると聞いたことがありますが、

あながち嘘ではなさそうです。

自分磨きは大切ですね。

 

 

・パレートの法則

 

これは2割の要素で、全体の8割を生み出しているという法則で

別名「80:20の法則」とも言われます。

 

特にビジネスの現場で用いられることが多く、

「上位2割の製品から、売上の8割が生まれている」

「売上の80%は、20%の顧客から生まれている」

「成果の80%は、費やした時間の20%から生まれる」

などが有名です。

 

このパレートの法則を活用すると、少ない労力やコストで

高い効果を発揮させる、いわゆる「効率化」が望めると言われています。

 

例えば、新しくプロジェクトを立ち上げる際に、「重要な2割」を

あらかじめ調査し、そこに時間と労力をかける。

 

短期で営業成績を出したい際は、売上の上位2割の顧客や製品

を特定し、集中的に営業をかけるなどです。

 

まぁ後者の特定は調べられますが、新規事業などでの

重要な2割の特定は難しいですよね。

仕事が出来る人というのは、ここを見抜く力が優れている気がします。

 

 

・ハインリッヒの法則

 

「ハインリッヒの法則」とは、労働災害における経験則の1つで、

1つの重大事故の背景には、29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が

存在するというものです。

 

近年では、企業のクレーム対応や情報セキュリティなど、企業活動の広範囲において

この法則の活用が進んでいます。

 

それは「1件のクレームの背後には、多くの顧客の不満やそれに繋がる小さなミスある」

といった考え方で、そこを改善していこうというものです。

 

これは健康や人間関係など、日々の日常生活においても活用できる経験則だと思います。

メタボは日々の間食やおかわりによって生まれるのです。

 

 

・端数価格効果

 

「端数価格効果」とは、区切りのよい価格設定にするよりも、中途半端な価格の方が

購買者に安く感じさせることができるというものです。

 

よくお店や通販などで、「\3,980」や「\19,800」といった値札を

見たことがあると思います。

 

実はこれ、端数価格効果という心理学を応用したもので、

実際に消費者の購買意欲を刺激することが分かっています。

 

その1つがフランスの心理学者、ニコラス・ゲガン氏が行った実験です。

 

ニコラス氏は自分の教え子たちに、募金協会のメンバーという名目で

200世帯の家を訪問させ、パンケーキを売るように指示をしました。

 

その際、半分の100世帯にはパンケーキを2フランと伝え、

もう半分には1.99フランと伝えて、どちらが沢山売れるかの実験を行ったのです。

 

すると2フランで販売したパンケーキが、45世帯に売れたのに対し、

1.99フランに設定したパンケーキは60世帯に売れました。

日本円で約1円の差ですが、購買率は何と15%も上昇しています。

 

確かに「1万円です」といわれるより、「9,999円です」と言われたほうが

お得感を感じる気がしますね。

 

「いやいや、それって単なる値下げやん」と思ったそこのアナタ。

実はもう1つ、アメリカで行われた面白い実験があるんです。

 

それは、とある通販会社で売られてた34ドルのドレスを、

「区切りの良い39ドルに価格を変更した」 というものです。

 

普通に考えれば、もともと\3,400-で売っていたものを \3,980-に値上げして

注文が上がるわけないやんと思いますが、、、

 

結果はなんと、「注文数が当初の3倍になる」という現象が起こりました。

 

なぜこのような事が起こったのかと言うと、

「人は中途半端な価格を、区切りの良い数字と比較してしまうから」なのだそうです。

 

この場合、元のドレスの値段は34ドルですが、それを知らない消費者は

心理的に40ドルと比較をしてしまい、39ドルで売られているドレスは「お買い得」だという

印象を意図的に植え付けられてしまいました。

 

面白いですよね。

これも人の心理を逆手にとった、端数価格効果なんです。

自分で価格を設定するメルカリなんかにも使えそうな気がします。

 

さて、いかがでしたでしょうか。

ご紹介したのはあくまで法則ですが、上手く利用すれば今後の仕事や

プライベートに活用できるかも知れません。

 

 

以上、今月の気になる○○でした。

 

 

 

○―――――――――――――――――――――――――○

 あとがき

○―――――――――――――――――――――――――○

 

こんにちは。

最後も営業部の中村です。

 

新型コロナによる外出自粛で、最近は家にいることが多くなりました。

 

もともとアウトドア派なので、家で過ごすのは苦手な人でしたが、

最近は外出せずとも十分に休日を楽しめています。

 

例えば映画やドラマなど、以前はレンタルショップに行かないと

見れませんでしたが、今はネットフリックスやアマゾンプライムなど

月額でいくらか払えば、好きな時に鑑賞できます。

 

YouTubeも最近は、実用的・専門的なものも多く、

ビジネスや経済に関するチャンネルも充実しています。

 

これまで講演会や書籍など、お金を払うことでしか

知りえなかった情報や知識が無料で手に入るなんて良い時代だなと思います。

※フェイクも多いですが・・・。

 

ネットが普及した今、情報自体にこれまでの様な価値がなくなり、

吸収した情報を個々がどうアウトプットするかが問われている気がします。

 

そして、、、私はここ最近一つの真理に気づきました。

 

「メタボは日々の努力でしか改善しない」

 

これまでマシーンや漢方など、楽して痩せる方法を色々と試してきましたが、

ことごとく裏切られてきました。

 

人間が痩せる方法はただ1つ。

消費カロリーが摂取カロリーを上回るしかないんです。

 

これは高須クリニックの高須先生(息子さんの方です)がYouTubeで

断言されていました。

そしてマシーンによる部分痩せやダイエットは出来ない。

部分痩せをするには脂肪吸引しかないと。

 

・・・。

 

さて、自己満のメタボネタはここまでにして、

高須先生(息子さん)のYouTubeチャンネルは個人的におすすめです。

医者の観点から、今回の新型コロナについても独自の見解を述べていました。

 

良ければ検索してみてください。

 

それでは。

 

 

(営業部 中村)

 

○―――――――――――――――――――――――――――○

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――

■■■■■■■■■■ 発行:高石工業株式会社

■□□□□□□□□■ 〒567-0897大阪府茨木市主原町3-18

■□□□□□□□□■ TEL 072-632-3365(代)FAX 072-635-1287 

■□■■■■■■□■ web http://www.takaishi-ind.co.jp/?mail180325

■□■■■■■■□■ メール otoiawase@takaishi-ind.co.jp

■□□□■■□□□■ メールマガジンのバックナンバーはこちらから

■□□□■■□□□■ http://www.takaishi-ind.co.jp/mailmagazine/backnumber01/?mail180325

■□□□■■□□□■ 社員ブログ「のびのびブログ」、開発型ブログ「伸縮自在」はこちらから

■□□□■■□□□■ http://www.takaishi-ind.co.jp/nobinobi/?mail180325

■□□□□□□□□■ http://www.takaishi-ind.co.jp/jizai/?mail180325

■■■■■■■■■■―――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――