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┏┿━━「ゴムって意外とおもしろい!」━━━━━━━━━┿┓
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┃ 高石工業メールマガジン Vol.209
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┗┿━━━━━━━━━━━━━ 2020年3月25日号 ┿┛
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このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、
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ゴムって実はおもしろい素材なんです。
伸ばした状態で熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、
配合一つで性能が変わったりと…。
ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素材なんです。
そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取り組みをお伝えします。
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┃1┃社長コラム
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┗『 春待つ息吹 』
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┃2┃高石工業NEWS
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┗『 「第5回 名古屋機械要素技術展」の開催延期について 』
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┃3┃今月の気になる○○
┗━╋…─────────────────────────
┗『 ウィルスが気になる 』
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┃4┃ゴム業界ニュース
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┗『 新型コロナウィルスによる国内ゴム製品製造業の状況 』
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[1]社長コラム
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◆ 春待つ息吹
新型コロナウイルスが猛威を奮っていますね。
おかげで、すっかり外出する機会が減りました。
もともと週の半分は外出しているのですが、商談会・セミナー、
打ち合わせが次々と延期または中止になっています。
この三週間ほどは外出することもほとんどなく、
周囲から「こんなに社長が社内にいるのは久しぶり」と言われています。
本当に何年振りかですね。
もちろん新型コロナウイルスへの対策を考えることは怠らないようにしています。
私自身、2月終わりのFC EXPOに出展していたため、
大阪に帰ってきてから自分が感染して「当事者」となる可能性がありました
(この非常事態に展示会を強行した主催者に対しては一言申し上げたい気持ちがありますが、それはまた別の機会に)
ので、三週間の間、細心の注意を払って行動していました。
この三週間の間、鳥取・兵庫の工場には行かず、また大阪本社工場でも工場には入ら
ず、事務所でも常に手洗い・うがい・マスクを欠かさず・・・と厳重な注意を払って
行動しました。
この三月はそんな日々だったのですが、それはそれで、じっくりと考えることが増えました。
忙しい時には見る機会がなかった十年前からの「中期経営計画」の推移を振り返った
り、今年度の年度計画の進捗を確認したり、大学の先生と行っている共同研究のことを考えたり。
私たちの強みを生かし、脅威を克服するためにいかに目標を立て実行していくべき
か、いい気づきを得る瞬間もありました。
これからも末永く事業を継続していくために、過去を振り返り、未来を見据えて考え
る、いい機会になっています。
どんなときも、ピンチをチャンスに変えていきたいと思います。
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[2]高石工業NEWS
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◆ 「第5回 名古屋機械要素技術展」の開催延期について
弊社は、4月8日(水)~10日(金)にポートメッセなごやで開催予定の
「第5回 名古屋機械要素技術展」に出展を予定しておりましたが、
新型コロナウイルス(COVID-19)の影響が拡大している状況を鑑み、
開催が延期されることとなりました。
【出展が延期される展示会】
■【第5回 名古屋機械要素技術展】
https://www.japan-mfg-nagoya.jp/ja-jp/about/mtech.html
会期:2020年4月8日(水)~10日(金)
会場:ポートメッセなごや
主催:リード エグジビション ジャパン株式会社
なお、「第5回 名古屋機械要素技術展」は、2020年9月9日(水)~11日(金)
Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)に会場を移し開催されますが、
弊社の出展は現在のところ未定となっております。
今回は、「高機能ゴム材料」・「アルミ型を用いた高精度試作」などを
展示予定でした。
試作やゴム材料に関するお問い合わせは、随時受け付けておりますので、
下記のお問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。
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[3]今月の気になる○○
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◆ ウィルスが気になる
営業部の中村です。
新型コロナウィルスが猛威を振るっています。
もともと営業職は外出も多いため、予防策は無いかとググっていると、
そもそもウィルスとは?と根本的なところが気になったので調べてみました。
◎ そもそもウィルスとは?
ウイルスとは動物や植物など、宿主の細胞を利用して
自己を複製させる、極微小(20~300nmほど)な構造体です。
その構造は非常にシンプルで、遺伝子(DNA)である核酸と
タンパク質の殻のみ構成されています。
ウィルスは生命の最小単位である細胞や、その生体膜である細胞膜も持たないので、
小器官がなく、自己で増殖することはできません。
つまり宿主がいないと生きていくことが出来ないのです。
ウィルスには大きく分けて、DNAウィルスとRNAウィルスの2種類が存在しています。
DNAとRNAの物理的な違いとして、遺伝子構造が鎖状の二重らせん構造なのがDNA、
より単純な1本鎖なのがRNAとなります。
2重らせん構造をとるDNAウイルスの場合、二本の鎖が互いのデータを補い合う相補的で
安定した構造を持つことになりますが、一本鎖の構造をとるRNAウイルスの場合は、
バックアップとなる鎖を持たない不安定な構造をしています。
よってRNAウィルスの方が変異を起こしやすいと言われており、
インフルエンザウイルスやHIVウイルス、そして今回の新型コロナウィルスも
それに当たります。
◎ ウィルスは生物ではない?
研究者によって意見が分かれるそうですが、どうやらウィルスは
生物ではないというのが通説のようです。
一般的に生物と分類されるにはいつくかの定義があり、
それは以下のポイントが上げられます。
・細胞によって構成されている
・自己増殖ができる
・外部から取り入れた物質を体内の成分に同化させられる
・刺激に対して反応する
・エネルギーを転換できる
以上が一般的な生物の定義ですが、ウィルスはどの定義にも
当てはまらないとされています。
ウィルスは増殖をしますが、他生物の細胞を乗っ取らないと
増殖が出来ないため、これは自己増殖とは言えません。
また、細菌とウィルスは同じものと私自身思っていましたが、実は全くの別物のようです。
細胞をもち、自己増殖ができる細菌は「生物」として分類され、
大きさもウィルスの50倍ほどあります。
細菌によって引き起こされる病気は主に、梅毒やコレラ、結核・O-175などで、
ウィルスによる病はインフルエンザや麻疹、一般的な風邪がそれに当たります。
◎ ウィルスにマスクは有効なのか?
売り切れ続出中のマスクですが、果たしてウィルスに対し有効なのでしょうか。
一般的に市販されているマスクの網目の大きさは、10~100マイクロメートルが一般的です。
一方のウィルスは20~300ナノメートル、、、もはや単位が違います。
仮に100ナノメートルをマイクロメートルで表した場合、
表記は0.1マイクロメートルとなるため、サッカーゴールにゴルフボールを投げ込む
ようなものです。(たぶん・・・)
「じゃあマスク意味ないやないかーい」 とツッコミたくなりますが、
それでも全く無意味ということはありません。
マスクには咳やくしゃみなどで発生する飛沫粒子をカットする、口腔内の湿度を上げて
感染を防ぐなどの効果があるそうです。
やはり昔ながらの手洗い・うがいの徹底が最も有効なのかもしれません。
◎ 夏の間はどうしているのか?
ウィルスの代表格でもある「インフルエンザ」は毎年12月~2月頃に流行し
春に向かって収束します。
では夏の間はどうしているのでしょうか。
先に結論を言うと、「小規模ながら人から人への感染を繰り返し生き延びている」 ようです。
ウィルスは生きた細胞でしか増殖できない物質なので、
長時間、空気中に浮遊したり土の中に潜ったりすることができません。
なので流行はせずとも人から人へと感染し、細々と生きながらえています。
私は経験したことがありませんが、夏でもインフルエンザにかかるそうです。
ちなみにインフルエンザウイルスの寿命を調べた実験が過去にあり、
最も有名なのが、1961年に発表された「ウイルスの生存実験」です。
これは実験装置にインフルエンザウイルスを浮遊させ、
温度や湿度を変えてウイルスの生存率の変化を観察したものになります。
その結果、温度21~24℃、湿度20%の場合、6時間後生存率は60%でしたが、
湿度を50%に上げると生存率は3~5%に低下しました。
次に温度7~8℃、湿度22~25%の場合、
6時間後生存率は63%でしたが、湿度を50%に上げると生存率は35~42%に低下。
さらに温度を32℃に上げ、湿度も50%に上げると、6時間後のウイルス生存率は0%でした。
やはり夏場の高温や、梅雨のジメジメした天気はインフルエンザウィルスの敵のようです。
また冬であっても、部屋の湿度を上げることでウィルスに適さない環境を作ることができます。
加湿器は偉大ですね。
◎ ウィルスの感染予防について
最後に、ウィルスから人への感染経路を調べました。
どの様に感染するかを知ることで、感染を防ぐ予防にもなるかと思います。
・飛沫感染
飛沫感染とは、病原体を含んだ鼻水や唾液などの飛沫が咳やくしゃみなどで飛び、
粘膜に付着することで感染することを言います。
飛沫感染は、飛沫の飛ぶ範囲で起こるため、人との距離を長くとる、接触時間を短くする、
障害物を作るなどで、感染リスクを下げることができます。
一般的に「2m以内に30分程度、同じ場所にいれば」、感染する可能性があると
言われているので、やはり人混みをさけることが大切です。
また空気の乾燥する冬などは、飛沫が遠くまで飛びやすくなります。
体調が優れないときはマスクの着用を心がけたいですね。
・空気感染
空気感染は飛沫感染と異なり、咳やくしゃみで飛んだ飛沫の水分が蒸発した後、
病原体のみが長時間空気中を漂って、それを吸い込んだ人が感染します。
2m以上離れていたり、感染者がその場を離れたりした後も、
同じ空間に入ることで感染する可能性があります。
今現在、空気感染によって感染が確認されている病気は、結核・麻疹・水疱瘡です。
・接触感染
接触感染とは、皮膚や粘膜の直接的な接触や、ウイルスが付着した物を触り、
付着してしまった手で、目・鼻・口のあたりを触ることで感染します。
基本的にはウイルスは細胞がないと増殖・生存できませんが、
環境が整っていれば、数日間は感染力が落ちません。
インフルエンザなどはこの経路で感染すると言われていて、
こまめな手洗い・うがいが有効と言われるのはそのためです。
いかがでしたでしょうか。
現在、世界的流行を見せている新型コロナウィルスは、
飛沫・接触感染で感染すると言われています。
人混みはなるべく避け、こまめなうがい・手洗いを
心がけるのがベストですね。
また、マスクを付けてるから自分は大丈夫と思い込むのはやはり危険です。
新型コロナ騒動は経済的損失も大きいため、
一日も早い終息宣言が出ることを願っています。
以上、今月の気になる○○でした。
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[4] ゴム業界ニュース
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◆ 新型コロナウィルスによる国内ゴム製品製造業の状況
こんにちは。営業部の古家です。
新型コロナウイルスが、世界的に大きく報道されるようになってから
約2カ月が経過します。
感染は世界に拡大しており4月以降の予測もつけにくくなっています。
国内ゴム製品製造業の稼働率はそれほど悪化していないそうですが
足元の状況をまとめてみました。
最も懸念されるのが、人と物の動きの停滞です。
「中国で生産している製品が輸入できず、納期遅れが発生している。
影響が長引けば、今後は国内生産による調達も検討しなければならない」
「中国からの物は何とか入荷できているが
陸路や港からの出荷が詰まっている状態だ」などの声が聞こえてきています。
当初懸念されていた原材料については中国の春節と時期が重なったこともあって
日本国内の在庫が増しており、近々での在庫切れの不安はなさそうです。
ただ、工業用ゴム製品と同様に、輸送が滞っている影響が心配されます。
工場から港への輸送、港の通関など輸送面がネックとなり
日本への到着が遅れています。
今すぐ在庫切れすることはないそうですが
こうした状態が数カ月継続すると、さすがに心配になります。
ですが、暗い話ばかりではありません。
出荷が増加して販売が好調なゴム製品もあります。
それは手袋です。
衛生面への関心が高まっており、需要が増加しているそう。
使いきり手袋はもちろんのこと、布製やコットン製も需要が増えており
販売を増やしたいという問い合わせが増加しているそうです。
今は先が全く見えませんが
感染さえ収まれば市況は急速に回復すると思いたいですね。
今回は以上です。
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あとがき
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こんにちは。
営業部の中村です。
柄にもなく日本、、、いや世界経済が心配です。
普段は投資などをしないのであまり気にかけていませんでしたが、
NYダウの株価下落が凄まじく、嫌でも目に留まります。
日経平均ももっと下がるかと思っていましたが、日銀が頑張ってますね。
昨年10月~12月までのGDPを年率換算した
実質伸び率も-6.3% ⇒ -7.1%に下方修正されました。
この-7.1%という数値は明らかに増税によるものですが、
実は前回の増税時(2014年4月に5%⇒8%へ)の方が
下がり幅は高く、2014年4月~6月のGDPを年率換算すると-7.4%でした。
なので当初は、増税批判をしたいメディアが騒ぎすぎとも思っていましたし、
政府もある程度、想定内の数値だったと思います。
ただここに、新型コロナウィルスという第二の矢が投じられました。
間違いなく想定外でしょう。
そして夏のオリンピック中止、または延期という第三の矢まで
落とされる可能性が高まり、今後日本経済はどうなるんだろうと心配になっています。
私のようなメタボは・・・人よりも多くのカロリー摂取が必要です。
暑さにも弱いため、消費電力も多く、光熱費がかさみます。
メタボは不景気に弱いんです。
そしてメタボは二酸化炭素の排出量も多いため、
環境活動家のグレタさんに申し訳なく思っています。
飛行機にも乗りたいです。
2年間同じことを言っていますが、今年こそは痩せたいと思います。
(営業部 中村)
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