以前メルマガにてクッキーとビスケットから、「似て非なるものの定義」について記事を書きました。
【ゴムって意外とおもしろい! 高石工業メールマガジン Vol.266】 – 高石工業株式会社
ビスケットは小麦粉を使った焼き菓子の総称で、「クッキー」の定義は「糖分と脂肪分が全体の40%以上のもの」であること、となっています。
この定義は全国 ビスケット協会によるものなので、海外ではまた少し違ってくるようです。
なぜこのような細かい取り決めが必要なのかについては軽く触れましたが、それは、こうしたルール作りをしていかないと、時代の変化により元々の材料や製法、姿が変わってしまい、別物へと変わってしまうようなことになりかねないから、なんだそうです。
他にも例えばプリンは本来、蒸す・焼くなど火を通して固めて作る為、「焼き菓子」の分類に近いようです。
しかし、店頭でよく見かけるプラスチック製の容器に入ったプリンは、実はゼラチンや寒天で冷やし固めたものなので、「プリン風味のゼリー」と言っても過言ではないわけです。
もちろん美味しいことには変わりないですし、「プリン」と呼べないわけではありません。
なので、日常的に食べらているプリンはプリンではあるけれど、本来のプリンとは別物と考えられるかもしれない、ということです。
規格がないと、同じお菓子と思って食べていても素材や製法が違う、なんてことが実際に起きているんですね。
逆に、地方などによって違う名前だけど、ほぼ同じような食べ物も存在しますね。
「大判焼き」「回転焼き」「今川焼」とか、「どら焼き」「三笠」など、調べて見たら他にも沢山あるかもしれません。