営業部 古家
長年お取引のあるお客様から連絡が入りました。
「実は、我社の製品が思ったように性能を発揮しないのですが、
ゴムをもう少し改良出来ませんか?」
詳しいお話をうかがうため、訪問させていただきました。
このようなとき、私たちが提案をしてそれを受け入れていただいた時の嬉しさは例えようが有りません。
でも、自信満々で提案したものの、一抹の不安は頭をよぎります。
「効果がなかったら、労力を使っていただいたお客様に申し訳ない。」
実は試験結果が出るまでは、お百度参りに行きたい気持ちで待っているのです
結果をうかがいに行く時が一番緊張する時間です。
合格発表を待っている受験生のような、
レコード大賞にノミネートされたアーティストのような....。
(ノミネートされた事は無いけれど)
「効果はありそうですね。」
「ありがとうございます!」
表面は冷静を装っていますが心の中でガッツポーズをする自分がいます。
「営業っていいもんだ。お客様の悩みごとを解決してお役に立つ事ができる。」
嫌な事や苦しい時もあるけれど、この瞬間を味わうと素直にそう思えます。
これからも営業を続けていくと思いますが、そんな瞬間をたくさん味わいたいと思います。