ここ数年、いろいろな大学の先生と共同研究をさせていただいています。
(打ち合わせの一例です)
新しい材料の開発や、私たちの製造現場で困っていることの解決など、テーマを決めてやっています。
各テーマについて先生と検討を行い、宿題をいただいて社内に持ち帰り、社内の設備を行って試験や分析を行い、また先生の方でも分析等をしていただき、その結果を持ち寄ってまた先生と検討の場を設け・・・というサイクルで議論を前に進めています。
打合せでは毎回数時間、時間を忘れるほどに面白く議論を積み重ねています。
中小企業の「経験と勘」の私たちのやり方を「科学的」に解明していただく様は、「化学反応」を見ているみたいで本当に勉強になります。
各テーマはなかなかすぐに結論の出るものではないのですが、だからこそ数年かけて解明し、開発していく価値のあるもので、これらの事業を通して、若い人たちの人財育成にも大いに役に立っています。
研究の資金については、本社工場がある茨木市の「産学連携スタートアップ補助金」や大阪府の「新エネルギー産業創出事業補助金」などの補助金もいただきながらやっています。大変ありがたいことです。
こういった「知の化学反応」の場を持てることは、弊社の強みの一つだなと思います。