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┏┿━━「ゴムって意外とおもしろい!」━━━━━━━━━┿┓
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┃       高石工業メールマガジン Vol.193

┗┿━━━━━━━━━━━━━━━━  2018年11月25日号 ┿┛

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このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、
展示会等で名刺交換させていただいた皆様にお送りしています。

ご不要な場合はお手数ですが、
「このメールをそのままご返信いただく」か、
「以下のURLへアクセスの上、メールアドレスを入力」して下さい。
次号より配信を停止致します。
http://www.takaishi-ind.co.jp/mailmagazine/cancel01/

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ゴムって実はおもしろい素材なんです。

伸ばした状態で熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、
配合一つで性能が変わったりと…。
ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素材なんです。
そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取り組みをお伝えします。

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┃1┃社長コラム
┗━╋…───────────────────────── 
  ┗『 中国・シンセンに行ってきました 』

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┃2┃高石工業NEWS
┗━╋…───────────────────────── 
  ┗『 年末年始休業について 』
 
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┃3┃今月の気になる商品ご紹介
┗━╋…───────────────────────── 
  ┗『 今期から取扱いのFFKMについて 』

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┃4┃ゴム業界インフォメーション
┗━╋…───────────────────────── 
    ┗『 中国、天然ゴム不足分を年480万トンの再生ゴムで補う 』

 

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[1]社長コラム
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◆ 中国・シンセンに行ってきました。

 

先週、中国・シンセンに行ってきました。
JETROと大阪府さまのお誘いを受けて、「China Hitech Fair 2018」という

展示会に出展しました。

 

深?は北京・上海に次ぐ中国第三の都市といわれる大都市で、1200万人もの人口を誇ります。

 

街を歩いてみると、空が澄んでいる、道にごみが落ちていない、治安が良い、
キャッシュレスが進んでいる・・・いろいろな意味でステレオタイプな

「中国」のイメージが覆されます。

 

展示会の前日にはインキュベーションセンターなどに視察に行きましたが、
特にITに関しては「中国のシリコンバレー」とも言われており、

スマホ・ドローン・健康・教育など様々な分野で、欧米のマネをする段階から

それを発展させたり、独自に発想したアイデアで世界をリードしようとする段階に
来ていることが感じ取れました。

 

展示会でも本当にひっきりなしに人が来て、
「このゴムはなんというゴムですか」「・・・の用途には使えますか」
「中国のゴムメーカーより優れたところはどこですか」などの質問攻めにあいました。

 

一方で、私たちが今一番注目してほしい、水素・燃料電池の質問は

ほとんど出ませんでした。

合間を見て展示会場内も回りましたが、電気自動車(EV)関連の展示はあれど、
燃料電池車(FCV)のにおいがするブースはありませんでした。

 

EVだけでなくFCV普及への取り組みも盛んになってきていると聞いましたが、

まだ表には出てきていないようです。

 

逆に今ならこちらの優位性を生かして売り込めるのかもしれないと感じました。

 

 

高石工業株式会社
高石秀之

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代表取締役 高石秀之のブログ「ゴムのヒント」更新中!
まじめな仕事の話から、趣味の話まで

http://www.takaishi-ind.co.jp/shacho-blog/?mail160925 

 

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[2]高石工業NEWS
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◆ 年末年始休業について

 

少し気が早いですが、年末年始休業のお知らせをさせていただきます。

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弊社は、平成30年12月29日(土)~ 平成31年1月6日(日)の間
年末年始休業とさせていただきます。

 

なお、年内の発送は12月27日(木)まで、年初は1月7日(月)からの発送となります。

 

休業中にいただきましたメール・FAX・WEBサイトなどのお問い合わせに
関しましては、1月7日(月)より順次ご対応させていただきます。

 

ご迷惑をおかけ致しますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

高石工業株式会社
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[3]今月の気になる商品ご紹介
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◆ 今期から取扱いのFFKMについて

 

こんにちは。
営業部の中村です。

 

最近はテレビの歌番組が増え、金曜ロードショーの映画も豪華になってきました。
いよいよ年末を感じますね。

 

さて、今回はあたらめて、高石工業で取り扱っているゴム材料をご紹介します。

現在、高石工業の取扱いゴム材料は、NBR・EPDM・FKM・FFKM・シリコンの5

種材料となりますがその中のFFKMに関しては、今年度から取扱いを始めました。

 

これまでは弊社分野での取扱いは必要ないだろうと控えていた材料ですが、
年々問合せが増えてきたため、お客様のニーズに対応しようとスタートした経緯があります。

 

それでは原料ゴムとしてのFFKMの説明を少しさせてただきます。

 

分子構造の話になりますが、FFKM/パーフロロエラストマーは

主鎖(しゅさ)のすべてが炭素-フッ素(C-F)結合で形成されています。

FFKMは完全にフッソ化された重合体である為、フッ素樹脂(テフロン)と同レベルの
高い耐薬品性や耐熱性を要したゴム材料です。

 

特筆した物性を持ち、非常に優秀な材料ではあるのですが
生産が極めて難しく、価格も高額である為
もともとは半導体や化学プラントといった一部の業種で使用されていました。

 

現在は世の中のゴム物性に対する要求が高まっており
急速に需要が広まっています。

 

ちなみにFKMは、主鎖から枝分かれしている側鎖(そくさ)の一部に

炭素-水素結合が形成されておりこの結合が炭素-フッ素結合よりも弱い為、

FFKMと比較してゴム物性が劣ります。

 

FFKMといえばデュポン社のカルレッツがあまりにも有名ですが
弊社取扱いのFFKMはカルレッツと比較すると、耐熱性がやや劣ります。

ですが、高い耐薬品性や溶剤性、もちろん製品の品質・コストには自信ありです。

 

Oリング等の規格品以外に、異形状の特殊パッキンでも対応可能です。
※形状によっては成形不可の物もございます。

また、社内製試作金型を用いた、精度の高い試作からお手伝いができますので
試作~量産まで一括でお受けできます。

 

現在、FFKM製パッキンを検討・ご使用されているお客様
ご興味のあるお客様はお気軽に弊社までご相談ください。

 

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営業部 中村 一樹
TEL:072-632-3365
Mail:k-nakamura@takaishi-ind.co.jp
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以上、今月の気になる商品でした。

 

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[4]ゴム業界インフォメーション
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◆  中国、天然ゴム不足分を年480万トンの再生ゴムで補う

 

タイヤをはじめベルト、ホースなど工業用ゴム製品の主原材料は天然ゴムや合成ゴムとなる。
ゴム産業の指標となる新ゴム消費量は天然ゴムと合成ゴムを足したものだ。

 

 一方、中国では第3の原材料ともいえる再生ゴムと再生ゴムの元となるゴム粉も
主要なゴム原材料として位置づけられている。

中国の2017年における再生ゴムの生産量は480万トン。

世界最大の再生ゴムとゴム粉の生産国で、

世界における再生ゴムの73%が中国で生産されている。

 

それは原料として天然ゴムが不足しているためで、

天然ゴムの消費を節約するために廃タイヤを再生ゴムに代えている。
「3トンの再生ゴムは1トンの天然ゴムの代替となる」と

中国ゴム工業協会(CRIA)の徐文英副会長は説明する。
(https://gomuhouchi.com/materials/16806/より一部抜粋)

 

 

再生ゴムとは、廃棄された自動車タイヤなどを物理的・科学的に解重合し
添加材を加えて、原料や副資材として利用できるようにしたものです。

基本的に生ゴムに混ぜて使用しますが品質が劣るため、

ゴム物性をあまり必要としない製品に用いられます。

 

日本ではそこまで馴染みがないですが、(私が知らないだけかも知れませんが・・・)
中国では主要ゴム原材料の位置づけのようです。

今後さらに技術が進めば、天然ゴムや合成ゴムと遜色ない

再生ゴムが出来るかもしれませんね。

 

営業部 中村

 

 

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 あとがき
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日産ゴーン会長の逮捕は驚きましたね。

 

報酬過小申告容疑での逮捕もそうですが
私は9年間の役員報酬が87億に驚きました。

 

年収で約9億6千万・・・。

 

毎年、年末ジャンボ当選ですね。

 

一流プロ野球選手でもさすがにいません。

 

うらやましいかぎりです。

 

(営業部 中村)

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