高石工業株式会社

材料紹介Material Introduction

FFKMとは?

テトラフルオロエチレン(TFE)とパーフルオロメチルビニルエーテル(PMVE)の共重合体で、完全フッ素化されたフッ素ゴムです。
耐薬品性・耐油性・耐溶剤性が全てのゴムの中で最も優れています。

  • 用途

    FFKMは、優れた耐薬・耐油・耐溶剤性と圧縮永久歪性から厳しい環境に使用されるシール材として最適なゴム材料です。

  • 成形について

    Oリングの他に、異形状のパッキンも成形可能です。
    まずはご相談ください。

  • 高石工業では

    弊社の取り扱うFFKMは、加工性に優れ、従来品より低コストなことが特徴です。
    Oリング以外でも試してみたい・コストを見直したいというお客様はぜひご相談ください。
    また、自社で試作金型の作製も行っておりますので、試作から量産までワンストップでご対応いたします。

圧縮永久歪み試験

圧縮永久歪み(ディスク)25%圧縮(単位:%)
圧縮永久歪み(P25 Oリング)25%圧縮(単位:%)

熱老化試験

空気加熱老化試験(伸び変化率)
空気加熱老化試験(引張り強さ変化率)

耐薬品性試験(耐酸性/アルカリ性)~体積変化率~

A:変化率5%未満(使用上全く問題無し) B:変化率5~20%(使用上問題無し)
C:変化率20~50%(使用は条件付き) D:変化率50%以上(使用は不可)

薬品名 試験温度 168hr後変化率(%) 評価 500hr後変化率(%) 評価
塩酸35% 40℃ 0.9 A 1.0 A
硫酸96% 0.3 A 0.5 A
硝酸60% 0.9 A 1.4 A
蟻酸88% 1.4 A 2.3 A
無水酢酸 2.3 A 3.7 A
水酸化ナトリウム48% 0.3 A 1.4 A
次亜塩素酸ナトリウム5% 0.3 A 0.4 A
アンモニア水28% 1.0 A 1.6 A

耐薬品性試験(フラン・アルデヒド/アルコール類)~体積変化率~

A:変化率5%未満(使用上全く問題無し) B:変化率5~20%(使用上問題無し)
C:変化率20~50%(使用は条件付き) D:変化率50%以上(使用は不可))

薬品名 試験温度 168hr後変化率(%) 評価 500hr後変化率(%) 評価
テトラヒドロフラン 40℃ 30.9 A 5.1 A
2-メチルテトラヒドロフラン 3.5 A 5.2 A
アセトアルデヒド 25℃ 2.1 A 2.8 A
アセトフェノン 40℃ 0.5 A 0.8 A
ホルマリン35% 0.3 A 0.6 A
メチルアルコール 1.1 A 1.7 A
エチルアルコール 0.7 A 1.1 A
ジエチレングリコール 0.1 A 0.1 A
エチレングリコール 0.2 A 0.3 A

耐薬品性試験(ケトン/エステル/エーテル類)~体積変化率~

A:変化率5%未満(使用上全く問題無し) B:変化率5~20%(使用上問題無し)
C:変化率20~50%(使用は条件付き) D:変化率50%以上(使用は不可)

薬品名 試験温度 168hr後変化率(%) 評価 500hr後変化率(%) 評価
アセトン 40℃ 2.9 A 3.5 A
メチルエチルケトン 2.9 A 3.5 A
イソホロン 0.3 A 0.4 A
酢酸エチル 3.7 A 4.2 A
1.4-ジオキサン 0.8 A 1.4 A
メチルイソブチルケトン 1.3 A 2.0 A
アセチルアセトン 1.8 A 2.5 A
酢酸ブチル 1.9 A 2.8 A
ジエチルエーテル 40℃ 3.1 A 4.9 A

耐薬品性試験(炭化水素類)~体積変化率~

A:変化率5%未満(使用上全く問題無し) B:変化率5~20%(使用上問題無し)
C:変化率20~50%(使用は条件付き) D:変化率50%以上(使用は不可)

薬品名 試験温度 168hr後変化率(%) 評価 500hr後変化率(%) 評価
ヘキサン 40℃ 4.6 A 5.5 B
シクロヘキサン 2.0 A 3.0 A
イソオクタン 1.9 A 3.1 A
ベンゼン 3.4 A 4.4 A
トルエン 2.5 A 3.6 A
キシレン 1.7 A 2.6 A
クロロホルム 6.4 B 6.9 B
四塩化炭素 5.5 B 8.5 B
トリクロルエチレン 5.8 B 6.1 B
テトラクロルエチレン 3.6 A 5.0 B
塩化メチレン 25℃ 2.4 A 3.6 A

耐薬品性試験(窒素化合物類/その他)~体積変化率~

A:変化率5%未満(使用上全く問題無し) B:変化率5~20%(使用上問題無し)
C:変化率20~50%(使用は条件付き) D:変化率50%以上(使用は不可)

薬品名 試験温度 168hr後変化率(%) 評価 500hr後変化率(%) 評価
エチレンジアミン 40℃ 1.6 A 4.3 A
N,N-ジメチルアセトアミド 0.5 A 0.8 A
N-メチル-2-ピロリドン 0.5 A 0.6 A
アニリン 0.1 A 0.3 A
N,N-ジメチルホルムアミド 0.6 A 0.9 A
ASTM No.1オイル 175℃ 0.8 A 1.0 A
ASTM No.3オイル 2.6 A 2.5 A
エンジンオイル 1.1 A 1.2 A
ギアオイル 0.9 A 1.0 A
ATF 1.5 A 1.7 A
スチーム 175℃ 4.5 A 4.5 A
スチーム(耐水性配合) 1.8 A 1.87 A

耐薬品性試験(フッ素系溶剤)~体積変化率~

A:変化率5%未満(使用上全く問題無し) B:変化率5~20%(使用上問題無し)
C:変化率20~50%(使用は条件付き) D:変化率50%以上(使用は不可)

薬品名 試験温度 168hr後変化率(%) 評価 500hr後変化率(%) 評価
アサヒクリンAC-2000 40℃ 103 D 108 D
アサヒクリンAE-3000 14.5 B 15.9 B
アサヒクリンAK-225 49.7 C 51.1 D

※記載のデータはメーカー公表の測定値データであり、保証値ではありません。
これを使用した事故・損害等の責任は負いかねます。

ページトップ