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高石工業株式会社 伸縮自在ブログ 水素とゴムの話 【研究開発事例】高圧水素用のゴムOリング
2021年5月24日

【研究開発事例】高圧水素用のゴムOリング

【70Mpa高圧水素ステーションで採用されています】

 

私たちは高圧水素用のゴムOリングを開発しています。今では多くの水素ステーションで採用され、使用用途が広まりつつあります。

 

高圧水素環境下でゴムパッキンを使った場合によく課題となるものの一つに「ブリスタ破壊」があります。

 

 

【ブリスタ破壊とは 】

 

 

高圧水素ガスに曝されたゴムパッキンには、ゴム内部に水素が貯めこまれていきます。

 

その後脱圧すると水素は外部に出ようとします。その時内部に気泡が発生し、き裂になることがあります。

 

き裂が進展するとゴムパッキンの破壊に至ります。これが「ブリスタ破壊」現象です。

 

 

 

 

上の写真は試験用の配合で水素曝露したOリングです。ご覧いただくと、表面が裂けている様子がわかるかと思います。

 

 

私たちが実施している試験は90MPaで行うことが多く、水素の浸入に圧力の加減圧による負荷も加味されて複合的に破壊されることが一般的です。

 

高圧水素でゴムパッキンを使用する場合、これらの破壊を極力抑えることが課題となります。

 

 

 

 

高圧水素向けのシールでお困りのことがありましたら、お気軽にお声がけください。

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