営業部の佐藤です。
前回は、毎日いろいろな案件をいただく中に、『特別な配合』で
量産を希望されるお客様がいらっしゃることをお話ししました。
今回はそのご希望を実現するために行う技術部との打ち合わせについて
お話をします。
技術部との打ち合わせの前には、お客様からのヒアリングは欠かすことができません。
お客様がどんなことを望まれていることかを訪問するなどして詳しくお聞きします。
そしてそれを会社へ持ち帰り、技術部と打ち合わせにのぞみます。
まず打ち合わせでは、製品の使い方、使用環境、ご希望のスペックなど、
お客様からお聞きした内容をそのまま担当者へ伝えます。
そのご要望に対して弊社がこれまで培った技術で対応できる
見込みがあるなら依頼書をその場で渡して開発をしてもらいます。
もしハードルが高く、その場ではすぐに判断がつかないような内容なら
開発期日を決めたり、費用面での話し合いをしたり、
技術部の担当者からお客様へ伝えることなどを確認します。
私たちは開発型の企業を目指していますので、
お客様からのご依頼をどうすれば実現できるかをまず考えます。
しかし中には、技術的なこと、あるいは期日的なことで
打ち合わせ中に意見がぶつかることもあります。
このあたりの調整は営業職の大事な仕事のひとつです。
一般に営業職は注文をとってくることだと思われがちですが、
実際はそれだけではありません。
お客様にご満足いただくことだけでなく、
社内を満足させることも営業職の大事な仕事のひとつだと私たちは考えています。
当たり前のことではありますが、注文をいただいても
それを形にする人たちがいなければお客様に製品をお届けすることはできません。
お客様にご満足いただくためには社内の人たちにも
120%の力で開発や製造に打ち込んでもらえるように
社内調整をすることもまた重要なのです。
材料の開発そのものは技術部が担当しますので、営業が直接かかわることは
ありませんが、お客様と会社のあいだに立つようなイメージで
日々の仕事に取り組んでいます。
今日はこのあたりで。
次回はその後の流れについてお話ししたいと思います。
ではまた。