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高石工業株式会社 伸縮自在ブログ その他 ゴム材料研究開発支援の事業化とその事例について №4
2010年1月11日

ゴム材料研究開発支援の事業化とその事例について №4

営業部の斉藤です。

前回は、私共がこの事業を始めたきっかけの事例の紹介と、どういう片を対象としているかというお話をしました。
今回は、ゴム材料の研究開発支援のメニューを詳しくお話ししたいと思います。

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ゴム材料研究開発支援のメニューをご紹介します。
①  材料の配合・混練
配合は基本的にお客様に指定していただいております。
すべて指定の場合もありますし、一部の配合だけであとはおまかせという場合もあります。
一般的なものをご提案してそこから配合設計する場合もあります。
これまでの実績で申しますと、配合量の細分化というものがあります。
たとえばフィラーの量を20部・40部・60部というように、特定材料の配合量を段階分けします。
他には、原材料の選択というもので、ポリマーの種類を分ける場合もあります。
たとえば配合内容・分量は同じで、NBRとEPDMで試してみる、というようなことです。
次に配合材料の選択で、これは特定の配合剤の種類を変えます。
たとえばカーボンブラックの種類を分けて配合量を同じにして試すというやり方です。
他には硬さに照準を合わせてこちらで配合量を調節するといこともできます。

②  試験片の作成
平角やダンベル・円柱形状、規格サイズのORなど、普段私たちが物理試験に使用する試験片は金型がございますので、基本形としてお出しできます。
お客様によっては、試験機に合わせて特殊形状が必要といったご要望がございます。
そういった場合には、金型を作って対応をしています。
簡易試作型を自社内で作ることが可能ですので、短納期・低コストでご提供しております。
試験条件を調整することも可能です。
たとえば、加硫時間を細分化して1分・3分・5分、などとすることができます。
また逆にすべての成形条件を統一させることも可能です。
はかには二次加硫条件を調整したりできます。
一般的な試験条件をこちらからご提案することも可能です。

③ 各種物性試験
 各種物性試験も承ります。
 常態試験の、硬さ・引っ張り強さ・伸び、老化試験や圧縮永久歪試験などの
 対応をしております。
 ほかには浸漬試験なども可能です。
 遠慮なくお申し付けください。 

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