キーワード : 量産 試作 開発支援 簡易型の自社製作
営業部の齋藤です。
前回は、お客様から見てゴム屋はよく分からない、というお話をしました。
今回は高石工業の取り組みについてお話をし、私たちがどういう仕事をしているのか理解していただければと思います。
5 高石工業の3本柱 (5/14)
そこで、まずは当社の取り組みからご説明したいと思います。
高石工業では3つの取り組みを展開しています。
1つ目は「量産」で、ゴム製品の量産をしています。
これは私たちの仕事の大半を占めています。
2つ目は「試作」で、ゴム製品の試作をしています。
これは近年始めた取り組みです。
3つ目は「開発支援」で、ゴム材料の研究・開発支援をしています。
こちらも近年始めた取り組みで、「試作」がカタチとすれば、「開発支援」は材料に焦点を当てています。
6 量産 (6/14)
もう少し詳しく解説していきます。
「量産」の特徴としては、国内の自社工場で一貫生産していることです。
配合から納品まで手掛けているので、きめ細かい素早い対応ができます。
私たちが作っている成形品は小さなものですが、シールに使われているので「漏れたら大変」という重要部品です。
60年に及ぶ実績とお客様の信頼のもとに成り立っているといえます。
また一から手掛けているので、最適な材料・形状をご提案できるのも当社の特徴です。
7 試作 (7/14)
次に「試作」は1ヶからの試作という取り組みをしています。
お客様のご要望をお聞きして最適な方法をご提案するというのが特徴です。
また「量産」を手掛けておりますので、それを見据えた試作のお話ができるということが当社の強みです。
この「試作」は後ほど詳しくお話しいたします。
8 開発支援 (8/14)
3つ目の「開発支援」はお客様のご希望の配合でゴム材料を練ります、という取り組みです。
その材料で試験片の作成もいたしますし、常態試験など各種試験も承ります。
この「開発支援」は大学の研究機関や企業の開発部門の方をターゲットにしています。
依頼として多いのは、特定の薬品の配合割合を少しずつ変えて材料を作ったりですとか、候補となる薬品を数種類支給してもらい同じ成形条件で試験片を作成したり、といった内容です。
成形条件をパターン分けして試験片を作る場合もあります。
この取り組みでよくお聞きするのは、一度は配合を自作してみようと考えるのだそうです。
しかしそれは”ゴムを作る研究”から始めることになるので、本来の”ゴムの研究”に辿り着くには相当時間がかかることに気付くそうです。
そういった意味で私たちを利用していただければと思います。
9 試作の選択肢 (9/14)
今回はここまでにします。
次回は簡易型のメリット・デメリットと試作の流れ、事例を紹介します。
ではまた。