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高石工業株式会社 伸縮自在ブログ 拍動装置用ダイヤフラムの作成 拍動装置用ダイヤフラムの作成 №2 御見積り
2009年6月01日

拍動装置用ダイヤフラムの作成 №2 御見積り

お客様 : 日本大学大学院理工学研究科 様
キーワード : 御見積り 事前打ち合わせ

営業部の齋藤です。

前回までお問い合わせの内容とその対応についてお話ししました。
製品を作る方向性が決まったので御見積りをお出しする段階になります。

 

御見積り

御見積りの内容は
① 1ヶ取の簡易型1面の単価
② ダイヤフラム3ヶの単価
という内訳になります。
今回は10万円~15万円の間でお出ししました。

 

事前打ち合わせ

私たちの試作お問い合わせの対応ですが、御見積りをお出しする前に打ち合わせをします。
なぜかというと、「図面だけ」とか「仕様だけ」とかでは判断材料としては足りないからです。
私たちは最適な方法をご提案するということをしています。
そのためには様々な仕様・条件・ご要望などお聞きする必要があるのです。

 

ご確認事項

試作のお問合せをいただいた場合、私たちが確認することは次のようなことです。
① 図面(寸法・形状)
② 材料の種類
③ 材料の硬さ
④ 数量
⑤ 使用条件・環境
⑥ 精度のレベル
⑦ ご予算
⑧ 試作の進め方

 

対応のストーリーを考える
最初にお問い合わせいただいたときは「ご確認事項」の一部である場合が多いので、こちらからご連絡しおたずねします。
そうしてお打ち合わせをし、どういう方向で試作を進めていくのがいいのかお打ち合わせをします。
確認事項のすべてをお聞きできないこともありますが、それでもどのような方法があるかを考え、あらゆる選択肢を考えます。
そうして対応のストーリーを決めていきます。

 

今回の場合

今回の日本大学のお客様の場合ですと、
① 図面   おおまかなものが有り
④ 数量   3ヶ
⑤ 使用条件・環境 拍動装置用・20回/分で20㎜ストローク・20mmHgの水圧
⑥ 精度のレベル  試験機に装着してい使用
という情報が最初のお問い合わせとお打ち合わせでわかりました。
他の詳細設計はこちらのノウハウで製作しやすい形お願いしたいということでしたので、
① 図面   こちらで設計
② 材料の種類  EPDM(耐水性・高伸縮性)
③ 材料の硬さ  55
⑦ ご予算  学生さんなのでできるだけ抑える
⑧ 試作の進め方  簡易型
ということをご提案しました。

 

なぜ事前打ち合わせが必要なのか

ゴム部品を試作する場合、何が必要な情報なのか分からないことが多いと思います。
そういった部分を私たちからお聞きするのが事前打ち合わせです。
そこでお客様のご要望をほぐして整理していきます。
つまりお客様の「作りたい」を目に見える「カタチ」にしていくわけです。
そうして一旦こちらに引き取って検討をし、最適な方法をご提案していきます。

御見積りをお出ししたので次はご注文をいただいて受注・成形という段階に入ります。
そのあたりは次回に。

ではまた。

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