高石工業株式会社

業務案内Business Introduction- 精密ゴムパッキンの量産 -
  • 創業75年の技術力と経験
  • 自社工場での一貫生産
  • こんなところで使われています
  • 品質管理の徹底
  • トレーサビリティ体制
  • 私たちが作ります!
  • よくあるご質問

創業75年の技術力と経験

創業以来、水廻り・油圧・空圧・ガスなどのシール製品を中心に、様々な形状のパッキンを手掛けてまいりました。

私たちのゴム製品へのこだわりは、お客様の「できたらいいな」というアイディアや要望を「カタチ」にし、それを安定した品質でお届けすることです。
特に小型精密パッキンの製造・ゴム材料の開発に関して、非常に高い専門性を有しています。

これからも長年培ったノウハウと経験で、お客様の要望に沿った製品を作り続けていきます。

自社工場での一貫生産

高石工業の強みは「丹念な作りこみができること」です。そのために私たちは、原材料の仕入れから配合、出荷に至るまで、製品づくりのすべてを自社工場で行っています。

トレーサビリティ体制の構築はもちろんのこと、「初めて」「変更」「久しぶり」の3H管理や改善活動・異常防止の水平展開にも力を入れています。

各工程における品質管理を徹底して自社で行うことにより、品質の高い製品を安定供給することが可能です。

  • ロール

    原材料を練り(混練り)、その後シート出し(分出し)するまでがロール工程です。
    ゴム材料の品質はこのロールでの作業が重要で、職人技が必要とされます。

  • 裁断

    シートになったゴム材料を成形に最適な寸法に切りそろえる工程です。次工程で精度よく成形できるためにはこの工程での出来栄えが大きく影響します。

  • 成形

    金型にゴムを仕込んで製品にする工程です。
    もっとも付加価値を生む工程であり、正確な作業が必要とされます。
    ゴムの仕込み・取り出しには細かな気づきが要求されます。

  • 仕上

    成形されたゴムの半製品を、製品とバリに分けて仕上げる工程です。製品精度を要求通りに保つには、この工程での仕上の良しあしが大きく影響します。

  • 検査

    仕上がった製品にワレやかけ、バリ残りなどの不具合品を選別する工程です。全数検査を行い、最も気の抜けない作業です。

  • 出荷

    完成した良品は包装され、出荷を待ちます。出荷時には機械によるチェックが入り、ポカヨケをして間違いのないようにしています。

こんなところで使われています

意外に皆様の身近なところで、高石工業のゴムパッキン・Oリングは使われています。
  • 温水洗浄便座

    いわゆるウォシュレットのエンジン機構のパッキンに長年採用されています。
    高耐久・長寿命のパッキンとして皆様の生活がより便利に、清潔になるお役に立っています。

  • シングルレバー湯水混合水栓

    台所や洗面所のシングルレバー混合水栓の内部のシール部品として、私たちの製品は多数採用されています。
    皆様の生活の身近なところで、私たちの製品は活躍しています。

  • エアーポンプ

    エアーポンプは様々な方式がありますが、電磁式ダイヤフラム方式に50年以上採用されております。
    そして、現在までに1,700万台以上の生産実績を数え医理化・家電・観賞魚・浄化槽など、多方面にわたって利用されております。

  • 不凍水栓柱

    寒冷地ではおなじみの、玄関、庭先などに取り付ける、美観を重視した冬でも凍らない屋外水道です。
    水栓柱に不凍(水抜き)構造が付いた製品です。

  • 温水床暖房

    熱源機からの温水を温水暖房機器にワンタッチ接続する床配管に私たちのパッキンが使われています。
    高い信頼性と長寿命を誇る特殊配合ゴムが使われています。

  • ガス栓

    ご家庭のリビング・ダイニング・キッチンなど、多くの場面で活躍している、各種ガス栓にも私たちの製品は使われています。
    私たちのOリングは安全・安心・便利な生活に欠かせないパーツです。

  • 水素ステーション

    水素ステーションは、燃料電池車(FCV)に水素を充填するためのいわば「水素版ガソリンスタンド」です。水素は燃焼してもCO2を排出しないので「究極のクリーンエネルギー」といわれ、水素・燃料電池は将来の温室効果ガス削減のためのエネルギー源として有望視されています。
    3年以上に及ぶ研究開発の末、70Mpaの高圧に耐えるゴムを開発し、実際の水素ステーションに採用されています。
    2014年に商用ステーションが開所してから日本国内に167か所のステーションがあり(2023年6月現在)、世界では約800か所の水素ステーションがオープンしています。

  • エネファーム

    エネファームは、わが家で電気をつくり、お湯も同時につくり出す家庭用燃料電池です。「エネルギー」と「ファーム=農場」を組み合わせて名付けられました。
    エネルギーをムダなく使い、エコな暮らしを実現する、このエネファームの中にも私たちの製品が使われています。
    2008年の発売以来、日本国内で累計約50万台が販売されています。

品質管理の徹底

製品の品質の更なる向上、品質管理体制の強化を目的に、2007年6月にISO9001を取得、2017年には2015年度版に更新認証されました。

現在は全社全工場が認証範囲に入っています。

国際基準を運用することで継続的改善を行い、より安心な製品を提供できるよう努力し続けています。

ISO9001

トレーサビリティ体制

私たちの製品は、製造ロット毎に発行する固有番号(製番)からすべての製造履歴を確認できる追跡システムを採用しています。
各包装袋に貼付されたラベル情報から、その製品に使用したゴム材料、各工程の製造記録(製造ライン・製造日時・作業者)を追跡することが可能です。

私たちが作ります!

よくあるご質問

  • 高石工業のセールスポイントは?
    創業75年のノウハウを活かし、お客様のご要望にあった形状、材料がご提案できます。多種多様の種類の配合を持ち高い技術を持っています。
    また自社工場で一貫生産していますのでお客様のご要望にすばやく対応ができます。
  • どのような業界と取引がありますか?
    水回り、ガス、油圧、空圧など様々な業界のお客様と取引させていただいております。
    主に自動水栓、温水洗浄便座、定流量弁、ガスコック、エアーポンプ、不凍栓、センサー・消防車などに使用されています。
    近年では水素・燃料電池関連のお客様も増えてきました。
  • 高石工業の工場を見学させてくれませんか?
    お取引先に限り、お申し出いただければお受けいたします。
    ただ、ノウハウの保護のため、お見せできないところもあります。
  • 高石工業は主にどのようなゴムを扱っていますか?

    主な材料の種類はNBR、EPDM、フッ素ゴムで、ゴムの硬さは材料にもよりますがHs50~90程度です。
    扱っていないゴムは天然ゴム、CR、ウレタン、アクリルゴムなどです。

  • 金属との接着はできますか?
    NBR、EPDM、フッ素ゴムなどで金属との接着(焼付・一体成形とも言います)が可能です。金属側の材質は、黄銅、青銅、鉄、ステンレスなどです。
    私たちは多くのゴム・金属接着製品を取り扱っており、主な使用用途は水回り関係やガス機器のバルブです。
  • RoHS指令に対応しているゴムは有りますか?
    またRoHS指令に対応しているか調べてもらえますか?
    対応しているゴムは多数ございます。
    また対応しているかどうか調べることも可能です。
    お気軽にお問い合わせください。
  • 食品衛生法に適合しているゴムはありますか?
    適合しているゴムは多数あります。
    求めておられる性能を教えていただければ、ご要望に沿ったゴムをご提案できます。
  • 使用温度が-20℃でNBRパッキンは使用できますか?
    弾性が失われ硬くなりますので、パッキンとしての使用は好ましくありません。
    用途に応じて、耐寒性に優れた適正な材料をご提案させていただきます。
  • ABSのパーツにNBRのパッキンを使用したい。
    含まれる成分同士の相性が良いと(SP値が近い程)相手材にゴム成分が移行(汚染)する恐れがあります。
    成分が移行(汚染)すると固着や樹脂の割れ、膨れ等の原因になります。
    使用前のテストを強くお勧めします。
  • 製品から粉がふいているのですが、大丈夫ですか?
    それはブルームといって、ゴム表面に配合剤が移行し、結晶化したり液体でにじみ出てくることです。
    粉であればブルーム、液体であればブリードと呼ばれています。

    原料ゴムに配合剤を添加しそれを加硫して製品化する際、温度が高く配合剤が溶解し易い状態から室温に戻ると配合剤がゴムの表面に出ようとします。
    これがブルームの原因です。少しでしたら性能には影響しません。

  • Oリングの良い保管方法は?
    製品にストレスを掛けず、包装袋に入れて室内・冷暗所(常温で大丈夫です)にて保管ください。高温での保管、潤滑剤を塗ったままの放置も避けてください。
    ちなみに私たちは、温度管理された製品倉庫で日光を避け、包装した状態で保管しています。
  • 品質保証体制はどうなっていますか?
    高石工業はISO9001を認証取得しています。
    私たちは2007年6月にISO9001:2000の認証を取得(大阪本社工場)し、2017年に2015年度版に更新認証されました。現在は全社全工場が認証範囲に入っています。
          >>詳しくはこちらから
  • 環境マネジメント体制はどうなっていますか?
    2010年2月にエコアクション21の認証を取得し、毎年審査を受けています。 詳しくはこちらから。

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