┏┿━━「ゴムって意外とおもしろい!」━━━━━━━━━━┿┓
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┃       高石工業メールマガジン Vol.78

┗┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012年4月10日号┿┛

4月に入って暖かくなり、桜も咲き始めましたね。今週末あたりが
見頃でしょうか。新年度が始まりバタバタと忙しい日々ですが、
時には桜でも見ながら気分新たに頑張りましょう!

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ゴムって実はおもしろい素材なんです―。

伸ばした状態で熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、
配合一つで性能が変わったりと…。
ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素
材なんです。そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取
り組みをお伝えします。

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┃1┃ゴム業界インフォメーション
┗━╋…───────────────────────── 
  ┗『道路橋免震ゴムがJIS化されました。』

┏━┓
┃2┃社長コラム
┗━╋…───────────────────────── 
  ┗『桜といえば・・・。』

┏━┓
┃3┃今月の気になる商品ご紹介
┗━╋…───────────────────────── 
  ┗『ちょっと変わったクラシックコンサートはいかがでしょう』

┏━┓
┃4┃高石工業NEWS
┗━╋…───────────────────────── 
  ┗『新入社員が加わりました』
 
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[1]ゴム業界インフォメーション
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◆道路橋免震ゴムがJIS化されました。

道路橋免震用ゴム支承に用いる積層ゴムのJIS規格が3月21日に
制定されました。

「道路橋免震用ゴム」?
「支承」?
「積層ゴム」?

正直に言って、私たちも普段使わない言葉ばかりです。
ですので、少し調べてみました。

「道路橋免震用ゴム」とは文字通り、地震が起きた際、橋の倒壊を
防ぐために、橋にかかる力を逃す役割を持ったゴムのことです。

「支承」とは、橋を構成する部材の一つで、主桁や主構と橋台や橋脚
の間に設置する部材のことを指します。

道路橋免震用ゴムとして用いられる「積層ゴム」は、ゴムと鋼板を
交互に積み重ねて加硫接着させたものです。
銅板が入っているため、橋の自重や橋の上を走る車両等の荷重を支える
ことができ、地震発生時には水平方向の揺れをゴムが吸収してくれます。

大まかではありますが、それぞれ上記のような意味です。

このJIS規格は、地震発生時に橋梁の倒壊防止を目的に使用する
免震用ゴム支承に用いる積層ゴムの普及促進を目的として制定されました。

このJISが制定されることによって、道路橋免震用ゴム支承に
使われる積層ゴムの性能指標や評価方法が決められるため、
作り手にとっては指標を定めることができます。

一方、使い手側においても、製品の客観的な評価に基づいて比較が
できるようになります。

どんなことでもそうですが、指標があるかないかではモノを作る
場合でも、選ぶ場合でもその方法が大きく異なります。
そういう意味ではとても有用な制定なのかもしれません。

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[2]社長コラム
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「桜といえば・・・。」

今年も遅れていた桜の花がほぼ満開となりました。
会社の近くの「さくら通り」でも桜が咲き誇っております。
私は「桜」といえば思い出すことが二つあります。

一つは「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」
という言葉です。

この詩はもともと五言絶句です。作者は唐代の詩人、
于武陵(う・ぶりょう)で、詩のタイトルは「勧酒(かんしゅ)」と
いいます。転勤で遠くに行く友を見送った、別れをうたったものです。

勧君金屈巵 (君に勧む 金屈巵(きんくつし))
満酌不須辞 (満酌 辞するをもちいず)
花發多風雨 (花ひらいて 風雨多し)
人生足別離 (人生 別離足る)

これを井伏鱒二は次のように訳しています(原訳はカタカナです)。

「この杯を受けてくれ
どうぞなみなみ注がしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ」

「花に嵐のたとえもあるぞ さよならだけが人生だ」とは、
「有為転変が多い、さよならが世の常の人生だから、メソメソするな、
楽しく生きよう」ということでしょうか。

別れの詩なのになんだか明るい感じがします。
別れの情景をイメージすると、中島敦の「李陵」が浮かんできます。
おかしいですね、「李陵」には別れの杯の場面なんてないのに。

もう一つは日本映画の「櫻の園」です。

この映画は女子高演劇部を舞台に、チェーホフの”桜の園”の
開演直前の2時間に凝縮して人間模様を描いた、思春期の少女たちの
揺れる心の内面を瑞々しく映像化した珠玉の一篇です。

吉田秋生の原作漫画を基に、1990年に中原俊監督で実写映画化
されたものです。

その中でこんな意味のセリフがあったと思います。
「桜の花は毎年同じように咲き、桜の園は毎年同じ演目だけれど、
それを演じる人は毎年変わる。だから桜の園は毎年一度しかない
違う舞台なんだ。」

毎年花は咲き、花は散る。出会いがあり別れがある。しかしそれを
繰り返しながら、私たちは昨日より1ミリでも前に進もうとしている。
同じところをぐるぐると何度もまわるように見えながら、実は螺旋状に
上に向かって上昇していく。そんな毎日を送っているのだと思います。

だから桜はなんだか切なく、それでいて前に向いて生きる「希望」を
感じさせてくれるのだと思います。今年も新年度が始まりました。

私たちも私たちなりの花を咲かせるべく、今年も精いっぱい頑張ります。

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弊社代表取締役 高石秀之のブログ「ゴムのヒント」更新中!
まじめな仕事の話から、趣味の話まで
http://www.takaishi-ind.co.jp/blog/?mail120410

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[3]今月の気になる商品ご紹介
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「クラシックコンサート」と言えば、出演者はこんな服装で、
プログラムはこんな感じで、来場する人の服装はこんな雰囲気で、
チケットの相場はおおよそこれぐらいで、…と、
なんとなく全体が想像できるものではないでしょうか。

今回ご紹介するのは、そのタブーを打ち破るような企画です。

「非常識コンサート ~ルールは一つ「クラシック音楽」だけは崩さない~」

と銘打たれたコンサートは6月20日に神奈川県の「かなっくホール」
というところで開演予定なんですが、

主催者のHPを見てみると、

コンサートを開催する上で、当たり前の事のようになっているが、
なぜ、個人リサイタルのチケット相場が2000円~4000円なのか?
なぜ、必ずドレスを着用するのか?
なぜ、演奏家のプロフィールには知らない人の名前が並ぶのか?
なぜ、コンサートで配られるプログラムに記載されている曲目解説は
あんなにも難しいのか?そもそもコンサートにプログラムは必要なのか?

(中略)

クラシック音楽の可能性を広げたいという想いのもと、コンサートの
「なぜ?」に真っ向から勝負を挑んだコンサート。

などと書かれています。

で、何が「非常識」なのかですが、このコンサートが通常のそれと
もっとも異なるところは、代金を観客自ら決めるというシステムで
あるということです。

つまり、満足しなければ「0円」でも構わないということですね。

HPの内容だけだと、なぜこんなコンサートを企画したかの
背景までは読み取ることはできませんが、クラシックコンサートの
可能性を広げたいという気持ちは伝わってきます。

もうすでにチケット(まだお金を払っていないので正確には入場整理券)の
申し込みが始まっていていい席が埋まり始めているようです。

私も近ければ行ってみたいところですが、神奈川ではさすがに
厳しいですね。。。

クラシックを楽しいと感じたことがない方、また新しいクラシックの
スタイルを楽しみたい方など、いろんな方におススメのコンサート
ではないかと思います。

以上、今月の気になる商品ご紹介でした。

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[4]高石工業NEWS
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4月は入学、入社のシーズンでもありますが、当社にも学校を
卒業したばかりの新しい仲間が加わりました。

また、2,3月に他社から転職してきてくれた仲間も加えると
6名もの人が入社してくれたことになります。

男性3名、女性3名全員が製造部に配属され、現在研修の
真っ最中です。

彼らが3年、5年、10年、20年と経験を積んで、仕事の面
だけでなく、社会人としても一人前になってくれることを願うと
ともに、上長、先輩がそれを支えてやることが大前提であること
も忘れずにいたいものです。

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 編集後記
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日本には「さくら」をテーマにした歌がたくさんあるように、
数ある花の中でも日本人にとってこの花は特別な花と言える
でしょう。
今年は冬に寒い日が多かったため、開花が遅れたようですが、
関東以西ではようやく咲きそろってきたようです。
桜が咲くころには花の下でお酒を片手に花見をするのが日本人
の一つの楽しみですが、くれぐれも飲みすぎにはご注意を。
(営業部 佐藤)

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