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○○「ゴムって意外とおもしろい!」           ○
○      高石工業メールマガジン Vol.35      ○
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○○○○○○○○○○○○○○○★2010年6月25日号★○

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梅雨のまっただ中ですね。ジメジメした日が続きますが、
リフレッシュをしながら頑張りましょう!

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ゴムって実はおもしろい素材なんです―。

伸ばした状態で熱を加えると縮んだり、油にふれると膨らんだり、
配合一つで性能が変わったりと…。
ゴムって地味な存在に思われがちですが、実は非常に奥が深い素
材なんです。そんなゴム製品の開発に取り組んでいる私たちの取
り組みをお伝えします。

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このメールマガジンは、現在お取引させていただいているお客様、
展示会等で名刺交換させていただいた皆様にお送りしています。

ご不要な場合はお手数ですが、
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次号より配信を停止致します。
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★――INDEX――――――――――――――――――――★

[1]ゴムの「Knowledge」
  ~『加硫促進助剤。前回のメルマガでお話した加硫促進剤の
    はたらきを補助する薬品です。』

[2]社長コラム
  ~『ワールドカップに思うこと』

[3]「高石工業開発型ブログ 伸縮自在」より 今月の担当は松井
  ~『高石工業のゴムの測定 硬さ その2』

[4]「のびのびブログ」より 今月の担当は製造部 中山
  ~『まだまだこれから』

[5]今月の気になる商品ご紹介
  ~『WEBとリアル2つの世界でおこなう「缶けり」とは?』

[6]高石工業ニュース
  ~『「第14回 機械要素技術展」に出展しました。』
    
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■□ [1]ゴムの「Knowledge」
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1.加硫促進助剤とは

加硫促進助剤は加硫促進剤の効果をよりあげるために配合される
薬品です。

2.加硫促進助剤の種類

加硫促進助剤には無機系と有機系があります。無機系としては、
亜鉛華(酸化亜鉛)などの金属酸化物が多く用いられます。
また有機系では一般的にステアリン酸(脂肪酸)が使われることが
多く、これを用いるときは酸化亜鉛と供用されます。

3.金属酸化物

無機系の加硫促進助剤である金属酸化物には、酸化亜鉛、酸化
マグネシウムなどがありますが、硫黄加硫では酸化亜鉛の配合が
不可欠です。

4.金属炭酸塩

無機系の加硫促進助剤として、まれにですが水酸化カルシウム
などの金属炭酸塩が用いられることもあります。

5.脂肪酸

有機系の加硫促進助剤として使用される脂肪酸には、ステアリン酸
のほかに、オレイン酸、ラウリン酸、などがあります。これらは
軟化剤としての役割も果たします。

※お断り
この項目に記載している記述内容はあくまでも一般的に知られて
いる事柄です。弊社独自のノウハウを開示したものではありません。

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■□ [2]社長コラム
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『ワールドカップに思うこと』

一昨日から「機械要素技術展」に説明員として参加するため、
東京ビッグサイトの近くのホテルに泊まっています。
本来ならこの場を借りて機械要素展の宣伝をするところですが、
ご多分に漏れず私も連日ワールドカップにはまっております。

今ちょうど日本代表が決勝トーナメント進出を決めたところです。
このメルマガの編集者の強い希望もあり(?)、私自身ひとごとには
思えない部分があるので、今回はワールドカップ、特に日本代表の
話をします。

日本代表は前回ドイツのワールドカップで期待されながら1分け
2敗でグループリーグ敗退と結果を出せず、しかも今回「ベスト4」
なんて途方もない目標を掲げてしまいました。

誰も信じていないのに「目標を達成するため」と、将来を嘱望
される選手・Jリーグで活躍している選手をあえて選ばず、
目先の勝利を優先するためにベテランぞろいで平均年齢は上がり、
その選手たちは怪我を抱え調子が上がらず。

それなのに本番前の試合では無様な負け方をして、一年半やって
きた戦術は破綻し、付け焼刃の戦術をころころ試すようになり。

チームの雰囲気は悪くなり、司令官は「ぶれる」と酷評され、
絶対的な支柱だった選手は衰えが目立つようになり。正直グループ
リーグ突破を何人の人が予想したでしょう。

でも、マスコミはあおってあおって「運命の一戦!」。プレッシャー
はどれほど大きいことでしょうか。

そんな状況から、グループリーグ突破までこぎつけられたのは
なぜでしょうか。

自分たちが「弱い・へたくそ」だと自覚するところからチームは
変わっていったのかもしれません。

正直に言って、選手の技量が急に変わるわけはなく、しかも背負って
いるものはアフリカの選手や南米の選手の方がよっぽど大きいわけで、
戦力を考えたら1勝もできるかどうか、いや1点取れるかどうか
だったでしょう。

それでもランキング45位のチームが19位のチームに勝ち、4位の
チームに善戦し、3戦目でこれほど躍動したのは、「人」の意識が
変わったから、弱いからこそ「団結力」が強くなったからなのでしょう。

決してまわりのせいにせず、自分たちの立ち位置を自覚し、仲間を
信じてできることをやっているから、前評判を覆す戦いをしている
のでしょう。

まさに堅守速攻、シンプルなプレーと恐れない心で前を向いて
進んでいる姿は、確実に世界を驚かせています。

日本代表を「ひとごととは思えない」と言いましたが、それは
私たちも小さいながら「世界に通用する」ゴムパッキン・ゴム
シールの企業となることを目指しているからです。

これはまるで「ベスト4」を目標にした日本代表のようです。
なにが世界水準なのか、どの水準まで品質・コストを追求すれば
よいのか、周りから見たら笑われるかもしれません。

しかし私たちは本気で目指しています。日本代表がハードワークと
連動性で世界の競合に対峙したように、私たちは80人の企業サイズに
あった方法で「ゴムのことなら高石工業」と世界中で言って貰える
ようにしたいと思っています。

そのためにスタッフ一人一人の底上げは欠かせません。全員参加の
気づきと積極的行動、お客様のかゆいところに手が届く提案とそれを
実現する品質保証体制・研究開発体制、そしてそれらの基礎となる
コミュニケーション。

「対話でチームの一体感をもつこと」
「勇気を持って一歩踏み出すこと」の大切さを今の日本代表は身を
もって訴えているように思います。

もともと枕が替わると寝つきが悪い私ですが、早朝の
日本-デンマーク戦は寝ずにテレビにかじりついていました。

この試合がどのような結果であれ、日本の選手たちの健闘は
たたえたいと思っていました。そして今は歓喜の時を迎え、
静かな感動に包まれています。

次の一戦も強敵ですが、逃げず恐れず、自分たちを信じて日本
代表にしかできないサッカーを見せてくれると思います。

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弊社代表取締役 高石秀之のブログ「ゴムのヒント」更新中!
まじめな仕事の話から、趣味の話まで
http://www.takaishi-ind.co.jp/blog/?mail100625

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■□ [3]「高石工業開発型ブログ 伸縮自在」より
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技術部の松井です。
前回に引き続きゴムの硬さ測定についてです。
弊社では、試験機『タイプAデュロメータ』と
『ウォーレスマイクロ硬度計』を使用しています。
今回は『ウォーレスマイクロ硬度計』を使用しての測定についてです。

● ウォーレスマイクロ硬度計
ウォーレスマイクロ硬度計は薄いサンプル・小さいサンプルに
使用できます。

国際ゴム硬さ(定荷重式)、硬さ用(30~95 IRHD)、マイクロ
サイズ国際ゴム硬さ計M法と曲面試験片の国際ゴム硬さCM法の
要求を満たすよう設計された試験機です。他の試験法N、H、
L(CN、CH、CL)は異なる条件およびパラメータを必要と
します。

標準硬さの試験片形状が『上下面が平滑な平面で、平行である
こととする。』となっているので、製品の状態になってしまった
曲線部分や中が空洞のものなどは見掛けの硬さとして扱います。

製品状といえば…たとえばOR。適切なジグを使用して試験片を
固定し測定します。UパッキンやXパッキンはカットして試験機と
一体になった平面試料台に試料を平行におき測定します。

平滑でない面、曲面、粗い面などに対しては平滑な平面と同じ結果は
得られません。もちろんタイプAデュロメータとも一致するとは
限りません。

以上、ゴムの測定でした。

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● 当社の「研究・開発への取り組みの様子」をお伝えする
「高石工業開発型ブログ『伸縮自在』」もおかげさまで好評です。
 こちらは隔週月曜日に更新!
http://www.takaishi-ind.co.jp/jizai/?mail100625

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■□ [4]「のびのびブログ」より 今月の担当は製造部 中山
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「まだまだこれから」

初めてブログに”参戦”します。
ブログ原稿を書くのは初めてなので、
何を書こうか悩みに悩みましたが、
無難に近況を書くことにします。

私はこの春に入社したばかりですので、
まだまだ仕事を覚えることでいっぱいいっぱいの状態です。

しかも、タイミングが悪い事に毎日花粉症に悩まされているんです。
この時期は毎年ポケットティッシュが必需品になるなど、
いつも苦労しながら日常生活を送っています。

ですが、花粉症に負けている訳にはいきません!
せっかく入社したのですから、
「早く一人前に」を目標にバリバリ仕事をして、
少しでも早く目標を達成できるように頑張ります!!

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●社長に負けじと社員も「社員の『のびのび』ブログ」を書いています!
社員一人ひとりの横顔と仕事に取り組む様子をぜひご覧ください。
毎週木曜日に更新!
http://www.takaishi-ind.co.jp/nobinobi/?mail100625

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■□ [5]今月の気になる商品ご紹介
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皆さんは子どものころに「缶けり」をして遊びましたか?

おそらく30代以上の男性なら近所の遊び仲間や学校の友だちと
一度はやったことがあるのではないでしょうか。

今、その「缶けり」を”WEB”と”リアル”2つの世界で楽しめる
イベントが行われています。

UCCから発売される缶コーヒー「THE CLEAR」のプロモー
ションの一環として開催されているこのイベントは、WEB空間
とリアルの世界との2つの「缶けり大会」に参加できます。

WEB空間での「缶けり」は、参加者が「オニ」となって、特設の
キャンペーンサイト(http://www.cankeri.jp/)を起点にし、WEB
の世界に逃げ込んだ”逃亡者”を捜し出すゲームです。
(厳密には「缶けり」と言うより「鬼ごっこ」に近い気もします)

予選は全4試合(各試合3日間、1日1時間限定)行われますが、
明日26日からは第3試合が行われます。これらの予選を勝ち
上がると決勝にすすめ、各予選を通過した合計1000人による決勝は
一発勝負によって争われます。

もちろん上位成績者には旅行券などの豪華賞品が用意されており、
かなり力もはいっています。

そして7月17日にはこのゲームに参加した人を対象にした
現実の世界での「缶けり大会」(本来の意味での缶けり)が開催
される予定です。(詳細未定)

リアルの世界とWEBの世界を連動させてプロモーションを行う
企画はこれまでにもいろいろありましたが、ここまで大がかりで
おもしろそうなイベントはなかなかないように思います。

興味をもたれた方は参加されてはいかがでしょうか。

※なお、このイベントへの参加にはtwitterのアカウントが必要です。

以上、今月の気になる商品ご紹介でした。

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■□ [6]高石工業ニュース
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6月23日から本日25日まで東京ビッグサイトで開催されました
『第14回機械要素技術展』に出展しました。

一昨日、昨日の2日間はとてもたくさんの方にご来場いただき、
また弊社ブースにも大勢のお客様にお立ち寄りいただき、展示会は
大盛況でした。

また展示会の様子は後日弊社HPでお伝えいたします。

弊社ブースにお立ち寄りいただきましたお客様にはこの場を
お借りしまして御礼申し上げます。
誠にありがとうございました。

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 編集後記
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上記の展示会に参加するために近くのホテルに滞在しました。
どうやら部屋に空きがあったらしく、「御一人で御泊りですが、
ツインのお部屋をご用意しました。」といわれ、少し広い部屋に
3泊しました。

ベッドが2つあるのはもちろん、ソファーがあったり、部屋の
中にムダにスペースがあるため、逆に落ち着きませんでした。

サービスというのは人に喜ばれて初めて意味があるものだと
あらためて感じました。(営業部 佐藤)

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発行:高石工業株式会社
〒567-0897大阪府茨木市主原町3-18
TEL 072-632-3365(代)FAX 072-635-1287
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