投資としての読書

  • 2016年01月06日

    投資としての読書 2016

    新年早々、「社長はどれくらい本を読むのですか?」と業務の女の子に聞かれました。

     

     

    う~ん、どんなもんでしょう?昔は年100冊くらい読んでましたが、いまはせいぜい年30冊くらいでしょうか。スマホのせいですね。新聞は取っていますが雑誌も買わなくなりました。

     

     

    それに買っても読んでいない本が枕元に山積みになっていました。そんな本を年始にまとめて読んでみました(ななめ読みですけれど・・・)。

     

     

     

    1. 「ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか」 熊谷徹

     

    EUの勝ち組ドイツの高い生産性について書いた本です。

    生産性が高いのは、無駄なことをせず、かけた時間にふさわしい成果を出しているからのようです。

    あとは東西ドイツの合併やEU発足後の政策的な優位さもあるみたいですね。

    私が考えるに生産性が高い一番の理由は「誇りを持って適正な金額で売っている」からだと思いますが。

     

     

    1. 「ハイ・コンセプト」 ダニエル・ピンク

     

    「豊かさ・アジア・オートメーション」の波にさらされている今の時代にうまく生きていくために必要となる能力は「デザイン・物語・調和・共感・遊び・生きがい」の6つだそうです。

     

     

    1. 「入口アドバイザーが実践する味方を作る知恵」 荒井知恵

     

    「気づき」「コミュニケーション」「相互理解」などなど、具体的で明日から使えそうな例を丁寧に教えてくれます。

     

     

    1. 「人を使うのが上手な人のリーダーの技」 黒川勇二

     

    リーダーというととかく「俺についてこい」的なボス像を想像しますが、そうじゃなくてうまくやっていくには、リーダーの基本スキルを身に着けることが大事ですよという本。リーダーは自分があれこれ全部やらなくても組織が回っていくようにするのが仕事、ということですね。

     

     

    1. 「人見知りでも人脈がひろがるささやかな習慣」 金子悦子

     

    感謝すること・小さな約束を守ること・やってみることが大事みたいです。

    あとはささやかでも相手の身になって役に立つことでしょうか。「もらうひと」ではなく「おすそわけする人」になるということですね。

     

     

    1. 「欲望産業(上)」 高杉良 いわゆる経済小説を読んだことがなかったので、ブックオフで購入。

     

    出世争いで左遷された銀行マンが消費者金融に転職してのし上がっていく話です。主人公の強引さにどうも感情移入できません。ずいぶん前の本ながら、ギラギラ・ドロドロした人間関係はなかなか読みごたえがあります。

     

     

    1. 「中小企業が海外で製品を売りたいと思ったら最初に読む本」 大須賀祐

     

    今年も4月にドイツ・ハノーバーメッセに出展する予定なので読んでみました。展示会・商談会の注意点、販売パートナーの見つけ方、商取引の違いなど「最初に読む」本らしくわかりやすく書いてくださっています。

     

     

    1. 「絶体絶命でも世界一愛される会社に変える!」 石坂典子

     

    3Kの職場として典型的な産廃業を立て直し、「日本一大切にしたい会社」にも取り上げられた女性社長の半生記。

    3S・スタッフとの信頼関係・環境整備、この3つの大切さは私も痛感します。

     

     

     

    昨年、時間がないことを理由にして読んでいなかった本たちです。

     

    自分自身常々思っているのですが、自分に知識や知恵を入れないで出してばっかりだと「からっぽの洞窟」になる気がします。心や頭の栄養を補充することはとても大切だと思います。

     

    ジャンルが偏っている気もしますが、今回はいい読書でした。やっぱり本を読むっていいですね。久々にまとめて読んだので頭が痛くなりました。

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  • 2013年02月12日

    投資としての読書

    会社(大阪工場)の本棚には100冊以上の本があります。
     
    会社で購読した雑誌、現場管理の本、統計の本、5Sの本、化学の本など種類は様々です。
    残りの半分以上は私が自費で買い込み、読んでいいなあと思った本です。
     
    その本棚に先日、次の本が仲間入りしました。
     
    「思考の整理学」
    「トヨタシステム」
    「いい言葉はいい人生を作る」
    「君たちはどう生きるか」
    「孫子」
    「敵は我にあり」 上下巻
    「話を聞かない男、地図を読めない女」
    「だから、あなたも生き抜いて」
    「自分の仕事を作る」

     

    これらは近くの古本チェーン店で買ってきたものです。

    不朽の名著もあれば何年か前にベストセラーになった本もあります。すべて105円でした。

    人生を豊かにする本がこんなに安く買えるとは、いい時代になったものです。

    本当に大事なのは、これらの本の中身をどう自分の中に落とし込んで生かすかということですね。

     

    しかし、全部105円。これはある意味、本を書いた人を冒涜しているのではないでしょうか。

    これらの本を書くのにどれだけの時間をかけ、思いを込め、言葉を紡いだか知れないのに。
     
     
    ずいぶんお得だなあと思ったのと同時に、ちょっといたたまれない気持ちになったのも確かです。
     
     
     
     
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  • 2012年10月18日

    追悼 丸谷才一さん

    私の大好きな作家、丸谷才一さんが亡くなられました。

     

     「小説や批評、翻訳と幅広く活動した日本芸術院会員で作家の丸谷才一(まるや・さいいち、本名・根村才一=ねむら・さいいち)氏が13日午前7時25分、心不全のため東京都内の病院で死去した。87歳。葬儀・告別式は近親者で行う。後日、お別れの会を開く予定。

     関係者によると、今月上旬に体調を崩し、入院していたという。

     大正14年、山形県鶴岡市生まれ。東大英文科卒。国学院大学で教えるかたわら、ジョイスの「ユリシーズ」などの翻訳に携わった。小説も執筆するようになり、昭和35年に「エホバの顔を避けて」で作家デビュー。43年には、「年の残り」で芥川賞を受け作家としての地歩を固めた。

     47年に、長編「たった一人の反乱」で谷崎潤一郎賞を受賞。その後も、小説、評論など多方面で活躍し、63年に川端康成文学賞を受けるなど数多くの文学賞に輝いた。

     平成3年には、俳人の種田山頭火を描いた「横しぐれ」の英訳が英紙の外国文学の特別賞を受賞するなど、海外でも高く評価された。

     10年、日本芸術院会員。23年、文化勲章を受章。」

     

    旧来のじめじめした私小説から一線を画した、日本文学の新しい地平を切り開いた大作家にして大文学者、のようです。

    でも私が大好きなのは丸谷才一さんの軽妙洒脱なエッセイです。

    今は絶版でしょうか、「犬だつて散歩する」で丸谷さんに出会いました。このエッセイ本は今でも私のベスト3に入ります。シャーロックホームズの話、電信柱に関する研究、幕末史の謎など今でも覚えています。和田誠さんのイラストともバッチリあっており、博覧強記の丸谷ワールドはとどまるところを知りません。

    丸谷さんは「文章読本」を著したように古き良き日本語を大切にし、すべて旧仮名遣いで文章を書いておられます。たとえば「尊敬してゐる人に出会つたやうな気になる。」とか「さう言うこともあり得るでせう。」みたいな感じで、最初はとっつきにくいです。でもすぐに慣れ、知的世界にぐいぐい引き込まれます。

    最近またあの文章の感じが忘れられずに再び読んでいたところです。「思考のレッスン」「花火屋の大将」「日本史を読む」など、今読んでも本当に面白いですねえ。

     

    日本の誇る偉大な頭脳が失われたのは非常に残念なことです。

    安らかにお眠りください。合掌。

     

  • 2012年09月13日

    投資としての読書

    先日鳥取工場に本棚を作るということを聞いたので、本をもって行きました。

     

    エーワン精密の儲け続けるしくみ 梅原勝彦 1,400円

    リストラなしの「年輪経営」 塚越寛 1,400円

    「決定」で儲かる会社を作りなさい 小山昇 1,300円

    会計はつかえてナンボ 森川優 1,500円

    よき経営者の姿 伊丹敬之 1,600円

    何とか会社を変えてやろう 柴田昌治 571円

    一人前社員の新ルール 黒川勇二 1,300円

    トヨタのできる人の仕事ぶり 石井住枝 552円

    よくわかる「かんばんと見える管理」の本 副田武夫 1,800円

    カリスマ体育教師の常勝教育 原田隆史 1400円

     

    会社経営やら経理的な本やら現場改善の本やら人格教育の本やら、硬軟取り混ぜさまざまです。

    わりと有名な本も、そうでない本もあります。

    「社長の趣味がわかりますね」と工場の人に言われました。

    たしかに。

     

     

     

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  • 2012年07月12日

    投資としての読書(新入社員編)

    この4月に高卒の人が二人、わが社に入ってきました。

     

    私は入社時に3冊の本を渡しました。

    「日本でいちばん大切にしたい会社」 坂本光司著

    「どんな仕事も楽しくなる3つの話」  福島正伸著

    「さすがといわれる 図解ビジネスマナー」 高橋書店編集部 著

     

    仕事とは何か、会社とは何か、社会人としてどう生きていけばよいか・・・・・

    高校を出たての人に、私のこうあってほしいという願いを込めて渡しました。社会に出て右も左もわからない人たちなので、最初に触れる「社会」として私たちが一人前の社会人に育てる責務がある、と考えてのことです。

    私の記憶を振り返っても、今にして思えば早くにこの本に出会っていればなあ、なんて本があります。

    二人は本を読む習慣があまりないようですので、これからも毎月一冊ずつ「今月の課題図書」を渡して読んでもらいます。

    本を通して貯金のように、知識と知恵が積み立てられていくといいなと思っています。

     

     

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  • 2012年01月30日

    徳川家康

    皆さんご存知でしょうか、山岡荘八著の「徳川家康」を。
    全26巻で、世界最長の小説としてギネスブックに載っているそうです。
    私が子供の頃、父の書斎の本棚に文庫版があったのを思い出します。
    家康はタヌキおやじのイメージしかなかったので、その当時は読む気にもならず「やけに長い小説だな?」くらいに思っていました。
    半年くらい前に、いつもお世話になっている人に「経営者にとっていい本だから、読んでみたらいいですよ」と勧められて、読み始めました。
    昨年中には読み終わるはず・・・だったのですが、まだ20巻あたり(関ヶ原が終わり幕府を開いたころ)をウロウロしています。先に感想を書きたいと思います。
    文体に少々慣れが必要ですが、とにかく名言が続々出てきます。
    経営者にとって心構えをどう持つべきか、一段高い次元で描かれています。
    家康は苦難の連続ですね。
    板挟みで苦労し、家で苦労し、主人で苦労し、妻で苦労し、上司で苦労し、部下で苦労し、子供で苦労し、親戚で苦労し、組織で苦労し、宗教で苦労し、海外との付き合いで苦労し、それでもへこたれずに天下泰平に導くのです。
    世間の試練などものの数ではありません。苦労でさえないのかもしれません。
    いくつになっても人は悩むんだな?、と考えると気が楽になりますね(^-^)
    一冊777円×26巻=20,202円の投資なのですが、それ以上の価値があることは間違いありません。

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  • 2009年07月17日

    城山文学

    ある講演で講演者の方が、

     

    「城山三郎の文学は先行きの不透明な現代で、信念を貫くことの大切さを教えてくれる」

     

    といっておられました。どの作品も大変参考になるとのことです。

    ちなみに、取り上げられた本は「男子の本懐」と「私には10年先が見える~大原孫三郎の生涯」でした(もうひとつちなみに、城山三郎というのはペンネームで、昔住んでいた地名から名前をとったそうです)。

     

    わたしもさっそく何冊かAmazonで注文しました。城山文学は「落日燃ゆ」しかよんでないので、なかなかいい機会です。

    Amazonは楽に注文でき、便利ですね。ついたくさん注文してしまいます。

     

    「大人買い」とはこのことでしょうか。

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  • 2009年05月22日

    投資としての読書その4

    井上ひさしの「本の枕草子」に載ってました。

    いい本を読むと自分にとっていい投資になるそうです。

    さて、私で言うとどうかな?

    自分が最近読んだ本でやってみました。

     

    1.「失敗は予測できる」 中尾政之著 (光文社新書)

    定価:735円

    評価:1500円 

    「失敗学」を解説した本。実例がたくさんあっていい本ですね~。身につまされます。あんな坂こんな坂まさか、のために仕組みで防ぎましょう。

     

    2.「週刊サッカーマガジン」 ベースボールマガジン社

    定価:450円

    評価:300円

    時々ハッとすることが書いてあります。

    今号はそうでもなかったな。

    あえて選んだ今週の一言は、「人間は負けにも慣れる」

     

     

    3.「コーチングの神様が教える「できる人」の法則」 マーシャル・ゴールドスミス著 (日本経済新聞)

    定価:1890円

    評価:5000円 

    ある方が「この本は深いね~」とおっしゃってました。わたしもすごく深い、と思います。

     

    4.「英雄三国志(2)」 柴田錬三郎著 (集英社文庫)

    定価:1000円

    評価:1500円 

    昔(中学生ぐらいに)読んだ時は時を忘れるほど面白かったのにな~。でもおもしろい。

     

    5.「ワンピース13」 尾田栄一郎著 (ジャンプコミックス) 

    定価:410円

    評価:800円 

    親戚から借りた本なのですが、一気読みしてしましますね。

    絵はへたうまですがストーリーは泣かせます。

    最新刊は53巻?まだまだあるな~

     

    6.「デスノート5」 大場つぐみ・小畑健著 (集英社) 

    定価:410円

    評価:1000円

    キラがだんだん壊れていきます。手段が目的化しています。感情移入しにくいな。狂気と思い込みは紙一重ですね。私は映画版も好きです。

     

    7.ジェネラル・ルージュの凱旋(下) 海堂尊 (宝島社文庫)

    定価:500円

    評価:3000円。

    面白い。ドライブ感のある展開です。現代日本が直面する医療問題にも直球を投げ込んでいます。グッチーがなんだかだんだんしゃんとしてきますね。映画も見ときゃよかったな。

     

    8.「顔を洗うこと、心を洗うこと」 今野華都子(サンマーク)  

    定価:1365円

    評価:1000円

    書いてあることが千里眼的で、少し宗教チックです。人により好き嫌いがあるかも。素直に受け取って妄信しなければ、すごくいい気付きを得られる本ですね。

     

    9.「資本主義はなぜ自壊したのか」 中谷巌著(集英社) 

    定価:1785円

    評価:1000円

     「自壊」というより「自戒」な本です。サブプライム問題は「ない」金で「ある」取引をしたインチキ経済ですよ。書いていることは至極もっとも。ただ、現場感覚に近いことをいまさら言っている感じがします。

     

    10.「名探偵の掟」 東野圭吾著 (講談社文庫) 

    定価:620円

    評価:5000円 

    推理小説の不条理やお約束を徹底的にギャグにしていて面白いです。今ドラマになってますね。テレビだとどうなるのか、あ~なるほどそうなるのかと思いながら見ています。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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  • 2009年01月14日

    投資としての読書その3

    井上ひさしさんの「本の枕草子」に「読書は投資である」と書いてありました。

    自分が最近読んだ本でやってみました。

     

    1.「夢をかなえるゾウ」水野敬也著(飛鳥新社)1680円

        評価:3000円 自己啓発の本はこれ一冊でよいです。感動的。作者はかなり変な人だと知り合いが言ってましたが、テレビで見たら「ルソンの壷」の司会者みたいな感じの人でした。

    2.「レバレッジ・リーディング」 本田直之著 (東洋経済新報社)1523円 

        評価:1500円 ここにも読書は投資であると書いてありますね。アタマいいな~。

    3.「失敗の本質-日本軍の組織論的研究」 戸部良一他著(中公文庫) 800円

        評価:1000円 少し読みにくい。もう少し地図があればなあ。すぐには本質がわからない。 

    4.「ワンピース12」 尾田栄一郎著(ジャンプコミックス)410円 

        評価:1000円 友情と感動。おもろいですね。まだまだ最初のほうです

    5.「天使と悪魔(下)」ダン・ブラウン著(角川文庫) 620円 

        評価:2000円 ダヴィンチコードより面白いです。ローマ観光トリビアにもなります。

    6.「中国古典「一日一話」」守屋洋著(三笠書房)1365円 

        評価:2000円 たまにペラペラめくって辞書的に読むのによいです。中国四千年は非常に示唆的。

    7.「いい言葉は、いい人生を作る」 斎藤茂太著(成美文庫)550円

        評価:500円 これも寝しなにベッドでペラペラめくるといいですね。

    8.「察知力」 中村俊輔著 (幻冬舎) 777円

        評価:1000円 スポーツ(特にサッカー)選手は頭がいいと思っていました。トップを張る選手はこんなことを考えているんですね。 

    9.「LAWより証拠」平塚俊樹著 (総合法令出版) 1400円

        評価:2000円 話が具体的で面白いです。法律は重要ですが、大事なのは法律だけじゃないんですね。最後のいじめの対処法なんてなかなか思いつきません。

    10「知識ゼロからの15分スケッチ入門」 山田雅夫著 幻冬舎 1300円 

        評価:3000円 これ面白いですね。ぱらぱらめくるだけでウキウキしてきます。もちろん私に絵ゴコロはありません。

     

    投資額:10425円

    評価額:16000円

    回収率:153%

     

    まずまずですね。

     

     

     

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  • 2008年12月15日

    7つの習慣

    自己啓発系の本でおそらく一番有名な本ですよね。

     

    最初に読んだのは約10年前。

    知り合いに紹介されました。

     

    同い年のその人は転職したばかりで、辞めるときに元上司から渡されたそうです。

    「もっと早く読んでいれば辞めることはなかったかも」ともらしていました。

    さて、改めて読んで・・・

     

    気づくことだらけでした。

    10年前から3回くらいは読み返しているのですが、わかっていなかったことだらけでした。

    文字が意味を持って私の中に飛び込んできます。

    今までは文字だけを追っていたけれども、わかっていなかったんだなあ。

    知識に経験が追い付いてきたということなのか、ものを見る地平が変わったということなのか。

    自分の不明を恥じるばかりです。

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