先日「鎌倉投信」の受益者説明会に参加して来ました。
私は「鎌倉投信」に投資しているわけではないのですが、知り合いから「面白いからぜひ行ったらいいですよ」勧められて行ってきました。
(最初に断わっておきますがこの投信を勧めているわけではありませんので、投資は自己責任でお願いします。)
一日かけて説明会に参加して、「これは投信の説明会ではない。いい会社のお披露目会だ。」そう思いました。
最初に30分ほど、投信の決算説明です。決して難しい言葉が出てこない、わかりやすくて胸に届く説明でした。
「いい会社の風土はごまかせない。会社の雰囲気がとても大事。」というファンドマネージャーの一言が心に残りました。
その会社がなくては日本が駄目になる、だから私たちは投資する。その会社がつぶれて失う損失と、私たちが投資に失敗して失うお金のどちらが重いか、が投資基準だそうです。
その後は午前・午後を通して、会社の紹介とその会社同士のパネルディスカッションです。お仕着せらしいものは全くなく、投資してくれという言葉も一度も出ません。
そして「いい会社」として出てくる会社(その多くが鎌倉投信の投資先)と経営者がまた魅力的なのです。いずれもいい会社で、同じようなことを考えておられます。そんな会社が6社も出てくるんだから面白くないわけがありません。どの会社も斜陽の産業に決して悲観せず、試練を景気など周りの社会環境のせいにせず、前を向いて自分で考えて行動しています。
笑いの絶えない、大変あったかい雰囲気の総会でした。
その後の懇親会はさながら「同窓会」でした。投資者でありながら、みんな仲間だという空気がひしひしと感じられました。お手伝いのボランティアの人たちもなんと投資者(受益者)の方々なのだそうです。
最後には受益者同志が集まって、スタッフとともに写真を撮っていました。本当にこれが投信の総会なのか。不思議な感覚になります。
「いい会社」に投資する投信は、いい雰囲気の「いい投信」である。そうとしか言いようがありません。
「風土はごまかせない。」ファンドマネージャーが行っておられたこの言葉はこの投資信託にも当てはまるのかもしれません。
(くどいようですがこの投信を勧めているわけではありませんので、投資は自己責任でお願いします。)