社長ブログ・ゴムのヒント社長ブログ・ゴムのヒント
2010年2月26日

バンクーバー・オリンピック

冬季オリンピックも後半戦に差し掛かりましたね。女子フィギュア銀メダル、おめでとうございます。

 

モーグルやスピードスケート、カーリング・・・どの競技も私たちを楽しませてくれました。これらの競技にはひとつ共通点があります。それは、「華やかな舞台の裏に、想像を絶する努力が隠れている」と言うことです。

オリンピックは4年に一度しかありません。しかも短い競技だと30秒ほどで終わってしまいます。その一日、その一瞬のために4年間ギリギリと努力をしてきた結果があの舞台なのです。

日本の選手も日本の代表になるために、世界の中で伍していくために、血のにじむような努力をしてきたものと思います。これでいいのだろうか、ほかの選手に1ミリでも遅れていないだろうか、不安と怪我に悩まされつつ運動も食事も睡眠にも気を使い、一歩一歩階段を登ってきたのですね。

これを「インプット」と「アウトプット」と言う観点から眺めて見ます。勉強や準備と言う意味で「インプット」、それに対する成果・結果と言うものが「アウトプット」という言葉が良く使われます。4年の努力をしてきたオリンピック選手はインプット99、アウトプット1の割合と言えるでしょう。ひょっとすると、インプット999:アウトプット1かもしれません。

翻って社会人のわれわれは、どれくらいインプットに時間を費やしているでしょうか。仕事の8時間がアウトプットの場だとすれば、毎日勉強や情報収集に果たしてどれくらい費やしているでしょうか。良くて2時間、悪くすると5分も使っていないと言う日もあるかもしれません。「最もよく準備をしたものが最もよく勝つ」と言われますが、まさにその言葉が当てはまります。

とはいえ結果は明日の天気のようなもの。等しくすべての選手は努力をしてきた。そういう意味で、参加することに意義があるのです。だから、私は20位の選手にも50位の選手にも拍手を送ってあげたい。そう思います。

  • プロフィール

    高石工業株式会社 代表取締役 高石秀之

    高石工業株式会社 代表取締役
    高石秀之

    ゴム精密部品の量産事業をはじめとして、ゴム精密部品の試作・研究開発に取り組んでいる。

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