社員の「のびのび」ブログ社員の「のびのび」ブログ
2011年1月25日

自分なりの「基準」

営業部 佐藤 

 

最近、やけに感動を覚えることが多くなってきました。それを

一言で言えば「齢のせい」となるのかもしれませんが、いいように

考えると、人生経験を積んできたからこそ、自分なりの”基準”

をもてるようになれたのではと思います。

 

たとえば、間寛平さんのアースマラソン。今月21日に2年間の

旅を終え、ゴールされました。ガンを患った60歳の人が4万キロを

旅するなんて到底考えられません。

 

でも私が大きく感動したのは、寛平さん自身が病気をおして走った

その事実より、”周りの人の人生を変えたこと”にありました。

 

テレビでやっていたのでご覧になった方も多いかと思いますが、

寛平さんがアメリカを走っている時に一人の男性と出会います。

その人は寛平さんの走りに感動したのか、アメリカ滞在中、合計

11度も寛平さんの応援に駆けつけました。

 

そして寛平さんがヨーロッパに渡り、フランスを走っているころ、

再び彼が寛平さんの前に姿を現します。

 

はるばる海を渡っての応援かと思いきや、

「実は僕は40年前に左足を失ってね。今日は寛平と義足で走る

ためにちょっと訓練を積んできたんだ。」

 

そう言ってジョギングが出来る義足の準備を始めました。

 

彼は歩くこともままならなかった状態だったにも関わらず、一人の

人間と出会うことで、再び目標を見出し、新しいことに挑戦しようと

思ったのです。

 

 

その様子を見ていて、”自分はたった一人でも、誰かの人生に影響を

及ぼすことなどあるだろうか”と考えさせられました。

 

それが偉いとか、すごいとかではなく、それだけの価値があるかと

いう自分自身に対する単純な問いかけだったのですが、少なくとも

胸を張って「そうだ!」と言い切れるような答えはでませんでした。

 

 

自分自身の価値をどこに見出すかは人それぞれ違います。私は有名に

なりたいとか、後世に名を残したいといった願望はまったくありません。

 

ただ、寛平さんとアメリカ人男性の出会いと心の移り変わりを見て、

誰かの役に立っていると実感できる生き方をしたいなとあらためて

思ったのでした。

 

 

この「誰かの役に立つ」ということは仕事の上でも基本に通ずる

ことですから、まずは「お役立ちの精神」を常に心がけて仕事に

取り組んでいければと思います。

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