2014年11月17日

材料開発の進め方(1)

今回は材料開発の進め方についてお話します。

 

材料開発には、お客様から新しい材料の開発を依頼されて

おこなう場合と、社内で自主的に開発する二つのパターンが

あります。今回は前者について、ご依頼を受けてからの流れを

ご紹介します。

 

お客様からの材料開発をご依頼いただく場合は、たいてい

ご希望の物性があり、それをクリアすることが目的となります。

 

この物性値は新規製品の図面に記載されていたり

仕様書に記載されていたり様々です。

 

要求物性は多岐にわたり、常態試験(硬さ・引張強さ・伸び)や

圧縮永久歪み試験、熱老化試験、浸漬試験(耐塩素水性や耐ガス性)

などがあります。

 

高石工業では水回りやガス関係でお使いいただくパッキンの製造が

得意ですから、耐塩素水性や耐ガス性についてご相談いただく

場合もあります。

 

ご依頼の窓口となるのは営業部で、開発は技術部が担当します。

営業部へご相談いただくと、まずご希望の物性が既存材料で

クリアしているかを技術部がチェックします。

 

既存材料でご希望の物性を満足できない場合は

材料開発となります。

 

このとき、既存材料を改良する場合もあれば

一から配合を設計するときもあります。

 

「新材料を開発する」というのは華やかに聞こえますが

実は材料開発はとても地道な作業になります。

 

基本は、以下の手順で進めます。

 

配合設計

●配合設計

混練り

●混練

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

生地裁断

●生地裁断

シート成形

●シート成形

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

ダンベル抜き

●試験片作成

引張試験

●試験評価

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果が要求物性を満足できなければ

またチャレンジを繰り返します。

時間のかかる作業です。

 

次回はお客様での評価を受けて、というお話をします。

 

 

カテゴリー:その他
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