伸縮自在ブログ伸縮自在ブログ
高石工業株式会社 伸縮自在ブログ その他 高石工業のゴムの測定 その2 硬さ
2010年5月31日

高石工業のゴムの測定 その2 硬さ

キーワード:加硫ゴム熱可塑性ゴム硬さの求め方IRHDタイプAデュロメータウォーレスマイクロ硬度計

技術部の松井です。
前回に引き続きゴムの硬さ測定についてです。
弊社では、試験機『タイプAデュロメータ』と『ウォーレスマイクロ硬度計』を使用しています。
今回は『ウォーレスマイクロ硬度計』を使用しての測定についてです。

ウォーレスマイクロ硬度計WORES.JPG
ウォーレスマイクロ硬度計
は薄いサンプル・小さいサンプルに使用できます。
国際ゴム硬さ(定荷重式),硬さ用(30~95 IRHD),マイクロサイズ国際ゴム硬さ計 M法と曲面試験片の国際ゴム硬さ CM法の要求を満たすよう設計された試験機です。他の試験法N,H,L(CN,CH,CL)は異なる条件およびパラメータを必要とします。

002.JPG標準硬さの試験片形状が『上下面が平滑な平面で、平行であることとする。』となっているので
製品の状態になってしまった曲線部分や中が空洞のものなどは見掛けの硬さとして扱います。
製品状といえば…たとえばOR。適切なジグを使用して試験片を固定し測定します。
UパッキンやXパッキンはカットして試験機と一体になった平面試料台に試料を平行におき測定します。平滑でない面、曲面、粗い面などに対しては平滑な平面と同じ結果は得られません。もちろんタイプAデュロメータとも一致するとは限りません。

以上、ゴムの測定でした。

次回も試験・測定を続けたいと思います。

それでは。

ページの先頭へ